2次元クエスト~ドラゴンの騎士~
第3章 武者修行
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世界サミット当日、僕とクロコダインさんは各国のリーダーたちの守備の為、ベンガーナ城の見回りをしていた。
シウバさんは、まだ帰って来ていない。
サミット開催は極秘裏に進められているが、もしもヴェルザー軍がサミットの情報を入手していれば敵を送り込んで来るだろう。
ゴメ「リュウ、どうしたんだい?余り元気が無いようだけど……」
リュウ「うん、確かに修行して力は付いたと思うんだ。けどこの前みたいなドラゴンに通用するかって言われると自信無くてさ」
ゴメ「大丈夫だよ。自信を持つ事も強さの秘訣だと僕は思うな」
リュウ「過信はいけないけどね」
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ベンガーナ王「皆、集まったな。ではサミットを開催しよう。先ずは各国何か情報があれば発言してもらいたい」
真っ先に手を挙げたのは、パプニカ王国の『レオナ姫』だった。
レオナ「もう周知の事かも知れないけど、世界中で盗賊や海賊……悪意を持った人間が暴れているわ。時期的に考えても大魔王が倒れた事が影響しているんじゃないかしら?」
ベンガーナ王「その件については、先日我が国で盗賊団を壊滅させたアバンの使徒ヒュンケルから報告があった……姫の言う通り、魔族による介入があった様だな」
ザワザワ……
ベンガーナ王「竜魔導ザンザと言う魔族の仕業らしい」
テラン王「竜魔導……やはり冥竜王ヴェルザーの手の者かな?」
テラン王の発言を受け、白髪の老人ロモス王『シナナ』が発言する。
ロモス王「竜魔導ザンザはロモスにも現れたのだ。大人しくなったハズの魔の森のモンスターを凶暴化させ、街を襲ったのじゃ」
レオナ「人間だけでなくモンスターまで操るなんて……」
ロモス王「うむ、たまたま里帰りしていたアバンの使徒マァムが居合わせたお陰で大事には至らなかったがの……ザンザの事はマァムから聞いたのじゃよ」
ベンガーナ王「ロモスにも現れたか……『バウスン将軍』いや、リンガイア王、発言を」
手を挙げたのは、猛将と唄われたバウスン将軍だった。
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世界サミット当日、僕とクロコダインさんは各国のリーダーたちの守備の為、ベンガーナ城の見回りをしていた。
シウバさんは、まだ帰って来ていない。
サミット開催は極秘裏に進められているが、もしもヴェルザー軍がサミットの情報を入手していれば敵を送り込んで来るだろう。
ゴメ「リュウ、どうしたんだい?余り元気が無いようだけど……」
リュウ「うん、確かに修行して力は付いたと思うんだ。けどこの前みたいなドラゴンに通用するかって言われると自信無くてさ」
ゴメ「大丈夫だよ。自信を持つ事も強さの秘訣だと僕は思うな」
リュウ「過信はいけないけどね」
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ベンガーナ王「皆、集まったな。ではサミットを開催しよう。先ずは各国何か情報があれば発言してもらいたい」
真っ先に手を挙げたのは、パプニカ王国の『レオナ姫』だった。
レオナ「もう周知の事かも知れないけど、世界中で盗賊や海賊……悪意を持った人間が暴れているわ。時期的に考えても大魔王が倒れた事が影響しているんじゃないかしら?」
ベンガーナ王「その件については、先日我が国で盗賊団を壊滅させたアバンの使徒ヒュンケルから報告があった……姫の言う通り、魔族による介入があった様だな」
ザワザワ……
ベンガーナ王「竜魔導ザンザと言う魔族の仕業らしい」
テラン王「竜魔導……やはり冥竜王ヴェルザーの手の者かな?」
テラン王の発言を受け、白髪の老人ロモス王『シナナ』が発言する。
ロモス王「竜魔導ザンザはロモスにも現れたのだ。大人しくなったハズの魔の森のモンスターを凶暴化させ、街を襲ったのじゃ」
レオナ「人間だけでなくモンスターまで操るなんて……」
ロモス王「うむ、たまたま里帰りしていたアバンの使徒マァムが居合わせたお陰で大事には至らなかったがの……ザンザの事はマァムから聞いたのじゃよ」
ベンガーナ王「ロモスにも現れたか……『バウスン将軍』いや、リンガイア王、発言を」
手を挙げたのは、猛将と唄われたバウスン将軍だった。