テキストサイズ

2次元クエスト~ドラゴンの騎士~

第3章 武者修行

アバン「出来れば魔界内部の調査もしたい所なんですがね」

レオナ「未開の地では調査すらままならないかもしれないと言う事ね……」



リュウ「そろそろ会議が終わる頃かな?」

ゴメ「敵も攻めて来ないし暇だねぇ」

クロコダイン「まぁ何も起きないにこした事はないさ……ムッ?」

リュウ「クロコダインさん……」

クロコダイン「巨大な闘気が吹き荒れている……リュウ、一刻も早く王達を逃がせ!」

クロコダインさんの焦り方……きっととんでもない敵が現れたんだ。

リュウ「解った……すぐ加勢に戻るからね!」

クロコダイン「来るな……この闘気、俺の勘違いで無ければあの男のもの。リュウ、お前では足手まといにしかならん」

リュウ「そんな……俺だって修行したのに!」

クロコダイン「とにかく、俺たちの役目はサミットの守護だ。さっさと王たちの所へ行け!」

リュウ「くっ……」

足手まとい……

確かにそうなのかもしれない。

それでもこんなにはっきり言われると、傷付くモノなんだな。

ゴメ「リュウ……」

リュウ「ごめんごめん、まずは自分たちに出来る事をやらなくちゃね」

僕たちは、会議室に向かって走り出した。



クロコダイン「さてと、1年前の雪辱……晴らさせてもらおうか」

クロコダインの目の前には、すさまじい闘気を纏い仮面を付けた男が対峙していた。

仮面の男「止めておけ……貴様では我が身に傷一つ付ける事は叶わんぞ」

クロコダイン「やってみんと解らんぞ?」

仮面の男「愚かな……」



ベンガーナ王「何だと!?たった一人の男に我が戦車隊が全滅とは……」

アキーム「申し訳ありません!我々の力及ばず……クロコダイン殿がお一人で凌いでいます」

アキームは、悔しさを滲ませた表情で目に涙を滲ませた。

リュウ「とにかく、この場から離れて下さい」

僕たちが会議室に付いてすぐ、ボロボロになったアキームさんが軍の全滅を伝えに来た。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ