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2次元クエスト~ドラゴンの騎士~

第3章 武者修行




時同じくしてベンガーナ城では……

ベンガーナ王「アキームよ、覚悟は良いな」

アキーム「解っております」

ベンガーナ王「まさか早くも『これ』の出番が来るとはな……」

アキーム「『クロノ剣』……魔界の凶悪な爆弾、黒のコアのエネルギーを取り込んだ最強最悪の剣……」

ベンガーナ王「並みの者が使用すれば只では済むまい。だが、敗北よりはいい……城内に敵が侵入してくる様ならば封印を解かざる終えまい」



リュウ「皆、ここは僕が食い止めます!その隙に……」

そして、地下に逃げたリュウとリーダーたちの目の前にも……ヴェルザー軍の驚異は牙を剥いていた。

?「くくく、正かこんな地下道に各国のリーダーたちがいるとはな……貴様らを葬ればこの『デスモール』、三鬼竜への道が開けたも同然よ」

リュウ「デスモール……死のもぐらか」

リュウは、デスモールと名乗るモンスターを観察する。

鋭い爪と牙を持ち、開いているのかすら解らない目……

リュウ「アンタの相手は僕がする」

デスモール「小僧が、バカにしおって……土竜回転撃!」

デスモールは、両手の爪を合わせ、身体を回転させながらリュウに突進した。

リュウ「速い!」

リュウは間一髪の所でデスモールの爪をかわす。

リュウ「……!テラン王にもらった鎖帷子がネジ切れてる。とんでもない破壊力だ」

デスモール「さぁ、いつまで避けられるかな?」

デスモールは息つく暇も無いほどに攻撃を続ける。

リュウ「そんな単調な動き、いつまででも避けられるさ!」

デスモールは回転を止め、リュウの背後に立った。

デスモール「土竜回転撃の本当の恐ろしさはこれからよ!」

デスモールはそう言うと、回転しながら地中に潜って行った。

リュウ「何処から来る!?」

ゴゴゴゴゴ……

地面から大きな地鳴りが響く。

天井からは砕けた岩がパラパラと落ちてくる。

リュウ「……」

リュウは目を閉じてクロコダインとの修行を思い出す。

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