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2次元クエスト~ドラゴンの騎士~

第4章 魔界へ

クロコダイン「リンガイアは騎士団長のノヴァ……ロモスとパプニカは想像が付かんな」

テラン王「ロモス王は先日行われた武術大会の優勝者を出して来るだろう。パプニカは姫君が勇者パーティーだっただけにやはり元勇者パーティーの誰かか、それとも三賢者のアポロだろう」

クロコダイン「リュウ、地上の事は俺たちに任せてしっかりやってくるんだな」

リュウ「はい!」

僕は、不安と期待で胸がいっぱいだった。

でも僕は、魔界と言う世界の深淵を舐めていたと思い知らされる事になる……



かつての大国アルキード王国……

ドラゴンの騎士であるバランに滅ぼされて以来、何もない荒野となっていた。


アバンが発見した魔界への扉は、アルキード王国に太古からあるとされている『三日月の祠』にあると言う。

月が三日月になった時のみに出現すると言われる祠だ。

ゴメ「リュウ、大丈夫なのかい?はっきり言って今の君のレベルで魔界は……」

リュウ「平気だよ。ゴメちゃんのナビは宛にならないしね」

ゴメ「でも、今回は嫌な予感がするよ……」

リュウ「大丈夫だってば。あの面子を見てごらんよ」

ゴメ「……」

ベンガーナ王「さぁ、集まったな。各々勇名は聞いておると思うが、此度の偵察メンバーの紹介をしよう。先ずパプニカから、三賢者が一人アポロ」

アポロ「皆さんの足を引っ張らない様に頑張ります」

パプニカ三賢者アポロ……賢者の名の通り、全ての呪文を扱えると言われている。

氷炎将軍フレイザードとの戦いから、己の力無さを悔い修行に励んだ。


ベンガーナ王「アポロ、今回の偵察の鍵は君が握っていると言っても過言ではない……皆を無事に連れ帰るのだ」

アポロ「はいっ!」

ベンガーナ王「続いてロモスより、武術大会前回覇者にしてかの勇者パーティー……武道家マァム。彼女の事は言わずともがなと言ったところかな?」

マァム「よろしくお願いします」

ベンガーナ王「リンガイアからは聖騎士団長ノヴァ」

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