2次元クエスト~ドラゴンの騎士~
第1章 退屈な世界
NASAで開発した代物……?
怪しすぎる。
竜太郎「2次元移動装置って……」
店主「よくぞ聞いてくれました。これぞ我が書店の誇る最新機器!なんと2次元の世界へ物語のキャラクターとして行ける装置なんです」
竜太郎「……」
僕はどや顔で説明する店主に、返す言葉が無かった。
店主「まぁ早速試してみましょうよ。上手くいけば大魔王バーンを倒した後の世界を体験出来ますよ」
試す?
上手くいけば……?
竜太郎「ち、ぢ、ちょっと待った!なんだかかなり不安何ですけど」
店主「何がですか?NASAですよ?NASA」
かなり強引な店主の様子に僕は確信した。
これは……言わば人体実験だ。
店主「大丈夫ですよ。ちゃんとナビゲーターも付いてますし、主人公補正だってあります。命の危険はありません」
僕は笑いながら言う店主に一層危機感を強める。
竜太郎「……ま、いっか」
そうだ、上手くいけば退屈な世界からおさらば出来るんだ。
店主「話が解りますねぇ。ご英断ですよ。ささ、気が変わらない内に此方へどうぞ」
僕は店主に誘われるがままに怪しげな装置の中に立つ。
店主「えー、本日は2次元移動装置のご利用誠にありがとうございます。まず、当装置のご説明を簡単に致します」
……なんだこのノリは?
僕は選択を完全に誤ったのかもしれない。
店主「まず時間軸は大魔王バーンを倒した1年後です。お客人の行動によってストーリーは変化するので頑張って下さい」
……説明短い。
竜太郎「やれやれだね。僕も付き合いいいな……」
店主「ではいきます。ストーリーはダイの大冒険38刊から……作者GAMEっと。入力完了。お客人、しっかり捕まってて下さいね。よい冒険を!」
竜太郎「……っ!!」
その瞬間、僕は大きな重力に襲われた。
身体が張り裂けそうだ……
い、息が出来ない。
やっぱり、知らない人を信用するもんじゃあないな……
・
・
・
数秒後、地下室には古書店の店主だけが残っていた。
店主「どうやら成功したみたいですね……後は神のみぞ知るってとこですね」
怪しすぎる。
竜太郎「2次元移動装置って……」
店主「よくぞ聞いてくれました。これぞ我が書店の誇る最新機器!なんと2次元の世界へ物語のキャラクターとして行ける装置なんです」
竜太郎「……」
僕はどや顔で説明する店主に、返す言葉が無かった。
店主「まぁ早速試してみましょうよ。上手くいけば大魔王バーンを倒した後の世界を体験出来ますよ」
試す?
上手くいけば……?
竜太郎「ち、ぢ、ちょっと待った!なんだかかなり不安何ですけど」
店主「何がですか?NASAですよ?NASA」
かなり強引な店主の様子に僕は確信した。
これは……言わば人体実験だ。
店主「大丈夫ですよ。ちゃんとナビゲーターも付いてますし、主人公補正だってあります。命の危険はありません」
僕は笑いながら言う店主に一層危機感を強める。
竜太郎「……ま、いっか」
そうだ、上手くいけば退屈な世界からおさらば出来るんだ。
店主「話が解りますねぇ。ご英断ですよ。ささ、気が変わらない内に此方へどうぞ」
僕は店主に誘われるがままに怪しげな装置の中に立つ。
店主「えー、本日は2次元移動装置のご利用誠にありがとうございます。まず、当装置のご説明を簡単に致します」
……なんだこのノリは?
僕は選択を完全に誤ったのかもしれない。
店主「まず時間軸は大魔王バーンを倒した1年後です。お客人の行動によってストーリーは変化するので頑張って下さい」
……説明短い。
竜太郎「やれやれだね。僕も付き合いいいな……」
店主「ではいきます。ストーリーはダイの大冒険38刊から……作者GAMEっと。入力完了。お客人、しっかり捕まってて下さいね。よい冒険を!」
竜太郎「……っ!!」
その瞬間、僕は大きな重力に襲われた。
身体が張り裂けそうだ……
い、息が出来ない。
やっぱり、知らない人を信用するもんじゃあないな……
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数秒後、地下室には古書店の店主だけが残っていた。
店主「どうやら成功したみたいですね……後は神のみぞ知るってとこですね」