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2次元クエスト~ドラゴンの騎士~

第4章 魔界へ

マァム「あの無数のモンスターより一体のアームライオンの方が強いみたいね……」

アポロ「だがチャンスだ。奴を倒せば他のモンスターは迂闊に手をだしてこないだろう」

サライ「俺が行く……」

サライは、屈伸運動をしながら言った。

マァム「まさか一人で闘う気!?」

サライ「大丈夫……俺はアバン流刀殺法正当後継者。師の名誉に掛けてあんなでか物に遅れを取る訳にはいかない」

昴「かのアバン流の技、とくと見せてもらおうか」

アームライオン「ん……?ガハハハ、ワシを相手に一人で挑むか。笑わせてくるる!」

アームライオンは、6本ある腕で顎を擦りながら言った。

そして、そう言うが否や激しい業火をサライ目掛けて吐き出す。

サライ「アバン流刀殺法・海破斬!」

アームライオン「ぬぅ!」

サライの海破斬は、炎を裂きアームライオンの胸部に命中する。

アームライオン「そんなものか!」

マァム「ダメ、効いてないわ。やっぱり皆で戦うべきよ!」

昴「奴が一人でやると言っておるのだ。それに……サライと言う男、あのアバン殿の後継者だけあって只者ではない」

マァムたちがそんな会話を繰り広げている間に、サライは次の行動を取っていた。

サライ「アバン流刀殺法・海滅斬!」

リュウ(海滅斬!?)

アポロ「は、速い!」

アームライオン「ガッ!!」

サライの剣は、アームライオンの左腕を全て切り落としていた。

サライ「これぞアバンが編み出した最速の奥義、海破斬を昇華させた秘技よ!」

アームライオン「グルゥォォォ!貴様、許さんぞ!その脆弱な肉体より心の臓を引き摺り出してやる!」

怒りに我を忘れたアームライオンは、地鳴りの如き雄叫びを上げサライに突進していく。

サライ「アバン流刀殺法……」

サライは、空高く飛び上がり剣を振り上げた。

アームライオン「グルゥォゥゥゥ!」

サライ「……地滅斬!!」

ザシュ……!

アームライオン「あ……がが……が……!!」

ドスン……

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