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2次元クエスト~ドラゴンの騎士~

第5章 魔将軍ガウス

千魔の森……幾千の魔物が住まう魔界の果て。

ここに、ヴェルザー軍との戦いに破れた大魔王バーン軍の将がいると言う。

ノヴァ「まだモンスターたちは警戒を解いてないですね……」

マァム「油断しちゃダメよ。一斉に来られたら厄介だわ」

リュウ「それにしても……どこを捜したらいいんだろう?」

闇に包まれた森は、まるで無限に広がっているかの様にさえ思えた。

ノヴァ「それにしてもリュウ、似合ってるじゃないか」

リュウ「ありがとうございます。正直、鉄の剣は刃零れがひどかったから……」

ノヴァは、魔界へ来る前に父であるバウスンからデスモールを倒した少年の話を聞いていた。

そしてクロコダインとの特訓やデスモールとの死闘を得て、ボロボロになっていた装備を新調していたのだった。

リュウ「騎士の剣に騎士の鎧……流石にオーダーメイドだけあって凄いしっくりきます」

ノヴァ「リュウの為に作った装備だからな。各国のリーダーたちを守った力に期待しているよ」

……!

なんだか森の雰囲気が変わった気がする……

ノヴァ「マァムさん、リュウ……気付いたか?」

マァム「えぇ、何か大きなプレッシャーを感じるわ」

リュウ「この先に……ガウス将軍がいるのか?」

マァム「ハドラーやミストバーンと比べても遜色の無い力だわ……」

ノヴァ「大丈夫です。僕たちは戦いに来た訳じゃない。相手の出方次第ではそうなるかもしれませんが……」

僕たちは、一歩づつ慎重にプレッシャーのする方に近づいていく。

?「森が騒がしいと思えば……うぬら、人間か?」

突然、僕たちに問い掛ける声が聴こえた。

ノヴァ「貴方は……ガウス将軍ですね?」

?「ほう、私の事を知っているか……人間よ、何用で来た?」

マァム「私たちはヴェルザーの地上侵略を阻止しに来たのよ」

ガウス「ふむ、少しなら話を聞いてもよいか……奥に来るがいい」

僕たちは、誘われるがまま森の奥へと入っていった。

少しすると、金色に輝きを放つ巨木が目に入る。

ノヴァ「あれはなんだ?凄まじい生命エネルギーを感じる……」

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