2次元クエスト~ドラゴンの騎士~
第5章 魔将軍ガウス
ガウス「残念ながら魔界には地図なる物が存在しない。だが、主らの仲間は天魔の塔に向かったと予想される」
マァム「天魔の塔?」
ガウス「うむ、千魔の森同様に地上への扉があるとされる伝説の地よ」
ノヴァ「何故そこに向かったと?」
ガウス「簡単な事だ。南に向かうには広大な魔海が邪魔しておる……人ならば陸続きの北方に向かうハズだ」
リュウ「確かに……街からも黒い海が見えました」
ガウス「天魔の塔は魔族ですら攻略が不可能とされる難所……急がねばなるまい」
マァム「大魔王やヴェルザーの支配下に無かった場所なの?」
ガウス「そうだな。この千魔の森もそうだが、魔物たちがどの様に産み出されているのかさえ判明していないのだ。差し詰魔界の神が作った物だろう」
ノヴァ「魔界の……神……」
ガウス「人間とて同じだろう?理解出来ぬモノは神の諸行とする行為は」
リュウ「とにかく、天魔の塔に急ごう!」
ガウス「落ち着くのだ。天魔の塔なら我のルーラで行ける……皆、掴まるのだ」
マァム「……」
ガウス「まだ信用出来ぬか?」
ガウス将軍は、にやりと笑みを浮かべながら言った。
マァム「いえ、そうじゃないわ。かつて何度も戦ったハドラーとも……こうして手を取り合う事が出来たんじゃ無いかと思ったら何だか……」
ガウス「ふん、振り落とされん様にするのだぞ……」
シュン……!
・
・
・
その頃、天魔の塔では……
ザシュ…
サライ「これで最後だ……」
アポロ「流石に疲れたな。もう体力も魔法力も空からだ」
昴「だが、このフロアには上に続く階段が見当たらぬ。よもやただの魔物の巣窟だったと言うのか?」
ゴゴゴゴゴ……
その時、アポロたちの背後に扉が出現した。
アポロ「まさか……これが地上への扉?」
サライ「とにかく、入ってみましょう」
サライは、満身創痍の身体を押して重い扉を開けた。
サライ「……!」
アポロ「……サライ!?」
扉の中には、サライと瓜二つの男が待ち構えていたのだった。
マァム「天魔の塔?」
ガウス「うむ、千魔の森同様に地上への扉があるとされる伝説の地よ」
ノヴァ「何故そこに向かったと?」
ガウス「簡単な事だ。南に向かうには広大な魔海が邪魔しておる……人ならば陸続きの北方に向かうハズだ」
リュウ「確かに……街からも黒い海が見えました」
ガウス「天魔の塔は魔族ですら攻略が不可能とされる難所……急がねばなるまい」
マァム「大魔王やヴェルザーの支配下に無かった場所なの?」
ガウス「そうだな。この千魔の森もそうだが、魔物たちがどの様に産み出されているのかさえ判明していないのだ。差し詰魔界の神が作った物だろう」
ノヴァ「魔界の……神……」
ガウス「人間とて同じだろう?理解出来ぬモノは神の諸行とする行為は」
リュウ「とにかく、天魔の塔に急ごう!」
ガウス「落ち着くのだ。天魔の塔なら我のルーラで行ける……皆、掴まるのだ」
マァム「……」
ガウス「まだ信用出来ぬか?」
ガウス将軍は、にやりと笑みを浮かべながら言った。
マァム「いえ、そうじゃないわ。かつて何度も戦ったハドラーとも……こうして手を取り合う事が出来たんじゃ無いかと思ったら何だか……」
ガウス「ふん、振り落とされん様にするのだぞ……」
シュン……!
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その頃、天魔の塔では……
ザシュ…
サライ「これで最後だ……」
アポロ「流石に疲れたな。もう体力も魔法力も空からだ」
昴「だが、このフロアには上に続く階段が見当たらぬ。よもやただの魔物の巣窟だったと言うのか?」
ゴゴゴゴゴ……
その時、アポロたちの背後に扉が出現した。
アポロ「まさか……これが地上への扉?」
サライ「とにかく、入ってみましょう」
サライは、満身創痍の身体を押して重い扉を開けた。
サライ「……!」
アポロ「……サライ!?」
扉の中には、サライと瓜二つの男が待ち構えていたのだった。