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？「私は天魔の塔一の守護者『ゲンガー』。久しい来訪者が人間とは驚いたぞ」

昴「どうした事だ？サライそっくりだ」

ゲンガー「ふふ、我こそは魔界の神が作りし最高生物。天魔の塔での戦いから心技体をコピーし、そのものになる事ができるのだ」

サライ「何故僕を選んだ？」

ゲンガー「最初に扉に触れたろう？他に理由は無い」

サライ「我が身を写した事、後悔させてくれる！」

アポロ「サライ、待つんだ！消耗している君では勝ち目が無いぞ」

サライ「アポロさん、アバンの使徒にはどんな困難にも立ち向かう勇気がある……僕にやらして下さい！」

アポロ「……いや、ここは退こう。奴の言い方では守護者はまだ複数いる。今の私たちでは全滅するのがオチだ」

ゲンガー「賢明な判断だ……が、逃げる事は叶わない。君たちには我を含めた５の守護者を倒すか、君たちが倒されるかの道しか残っていないのだ」

ゲンガーがそう言い放つと、背後にあった扉は消滅した。

昴「……！退路は無いと言う事か」

ゲンガー「覚悟はいいか？いざ、尋常に始めよう」
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リュウ「ルーラってジェットコースターみたいで気持ち悪い……」

マァム「リュウ、大丈夫？」

ルーラ酔いしたリュウを尻目に、ノヴァとガウス将軍は天魔の塔へと踏み入った。

ノヴァ「ここが天魔の塔か……モンスターの屍だらけだ。やはり皆はここに来ているみたいだな」

ガウス「主らの仲間は中々の手練れの様だな」

ガウス将軍は、大量に積み上げられたモンスターの屍を見てそう言った。

ノヴァ「僕たちは地上の代表として来ているからな」

ガウス「ならば天魔の塔の最終試練を受けているかもしれんな。」

ノヴァ「最終試練？」

ガウス「ああ、魔界の神の使いによる地上へ行くための５つの試練があるらしい。その試練を潜り抜けた者は未だかつていない……」

マァム「とにかく、上に向かいましょう！」
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サライ「ば、バカな！」

ゲンガー「お前の力はそんなモノか？」

サライとゲンガーの戦いは、一方的な展開を見せていた。