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2次元クエスト~ドラゴンの騎士~

第5章 魔将軍ガウス

サライ「な、なんという威力……」

昴「これが伝説の極大呪文メドローア……」

アポロ「ふぅ、呪文が効かないという伝説は眉唾モノだったな……ん?」

ゴゴゴゴゴ……

第ニの守護者、ゴーレムを倒したアポロたちの眼前に第3の扉が現れた。

アポロ「行きましょう!」

ギィ……

第三の扉を開けた瞬間、パーティーは目映い光に包まれた。

昴「な、なんだ!?」

?「ようこそ、光の間へ。我が名は天魔の塔第三の守護者『魔光闘士ソル・バスター』」

サライ「魔族?魔族が光の闘士だと?」

ソル「可笑しいか?お前たちの世界ではそれを偏見と言うのだろう?」

アポロ「かつてハドラーの親衛隊だったヒムも光の闘気を操っていた。だが、魔族となれば話は別だ」

ソル「たかが人風情の物差しで計れるほど魔界は狭くないわ。さぁ、どいつが相手だ?」

昴「貴様の相手は某がしよう」

アポロ「昴、気を付けるんだ。あの物腰……只者ではない」

サライ「魔と光……まるでヒュンケルさんの様ですね。油断しないで下さい」

昴「……某は和の国は鬼人族が生き残り昴。いざ、尋常に勝負!」

ソル「鬼人族?ほう、面白い。昴とやら、もし貴様が俺に勝てば地上への扉を通してやろう」

昴「舐めているのか?」

ソル「勘違いするなよ。俺は天魔の塔最強の守護者……手負いを相手にする上に数で勝るなど我の考えに反するのだ」

昴「ほー、嫌いじゃないね。その考え……さぁ、お喋りはこのくらいにしてそろそろ行くぜ!」

ソル「来い!」

ソルは、背に抱えた身の丈程の大刀を構えた。

キィン!

サライ「速い!」

アポロ「あの男、あれだけの大刀でいとも容易く昴の小太刀を防ぐとは」

キィン……キィン!

昴「やる……だが、小太刀二刀流『旋』!」

ソル「くっ……!」

ガキィン!

まるで旋風の様な昴の一撃をソルは苦もなく防いだ。

ソル「やるな……剛対柔の勝負ってとこか」

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