一条蓮 続編
第2章 世界で一番のお嫁さん
私は悟られない様に
思いついた言葉を並べてみる。
愛「あ、えっと…その後相談があるみたいで、二人でご飯食べる約束になってて…」
(連くんごめん……)
一「えー、そーなの?」
愛「…うん、ごめんね」
夏「まあまあ、一条ちゃん、女の子には色々あるんだよね?」
一「……そんなのわかってるけど…。じゃぁ帰る時には連絡して?」
愛「うん、わかった」
少し…ほんの少しだけ
連くんに嘘をついてしまった事への罪悪感で、胸が苦しくなる。
でもこれだけは連くんに知られるわけにはいかない。
愛「…じゃぁ、私そろそろ待ち合わせだから行くね」
一「うん、気をつけてね」
黒猫を出た私は
目的地に向かう為に高速バスに乗り込んだ。
•*¨*•.¸¸☆*・゚
夏「じゃぁ、お暇そうなお二人さんにはお店手伝ってもらおうかな?」
一「えー!」
志「俺もっすか?」
夏「うん。今日団体予約が4件も入ってて猫の手も借りたい状況なんだよね……。お礼にお店終わったら、このワインご馳走するからさ?」
一「わぁ~、いいワイン仕入れたじゃん♡」
夏「ね、志水も頼むよ」
志「はぁ…。でも唐揚げとイカゲソ揚げもつけて下さいっすね」
夏「おっけー。徹、そーいう訳だからよろしくね」
志「うぉ!徹さんいたんっすか?」
桐「あぁ、少し前にな。それより夏目さん、そろそろ予約の時間です」
夏「あれ、もうそんな時間?じゃあ、お客様をお迎えするとしますか。はいはい二人とも頑張って~♪」