一条蓮 続編
第3章 愛実ちゃん……?
桐「時生さん、車用意出来ました」
夏「ありがとう、後は新堂の到着を待つだけかな……」
新「いや、すぐに出発だ……」
夏「新堂……」
新「一条、河合とは連絡は取れたか?」
僕は力なく首を横に振る。
新「そうか。……とりあえず『河合愛実』という女性が運ばれた病院へ向かう。一条、いいな?」
一「うん」
足取りは重く、力の入らない僕は
皆にささえてもらいながら車に乗りこんだ。
゚・*:.。..:*・゚.:*・゚
夏「新堂、何か情報は入った?」
新「いえ、特に。テロの可能性は『0』ではありませんが、限りなく『0』に近いようです」
夏「そうだね。俺の方でも調べてみたけど、引っかかるような動きは見つからなかったよ」
一「……」
志「ったく、なにやってんだよ。事故になんか巻き込まれやがって。あいつ俺らに合わす顔ねーんじゃねーの?」
夏「ちょっ、志水」
志「あー。あれだ、天パ。もし、これから会いに行く女が河合だったら……あいつがその…あいつに、たらふく飯奢らせて、事故の事はそれで御破算だ。だから……責めたりするんじゃねーぞ?」
一「わかってるよ……そんなの」
新「一条、その後河合からの連絡は?」
一「……」
新「そうか……」
重苦しい空気が漂う車内。
それ以降誰も口を開こうとしなかった。
゚・*:.。..:*・゚.:*・゚
桐「一条、着いたぞ」
忙しなく車から飛び降りた僕は
病院に駆け込む。
警備員らしき人影が見えて
慌てて駆け寄った。
一「あ、あの……愛実ちゃんがっ…」
新「すみません、こちらにバス横転事故の女性の怪我人が運ばれたと聞いたのですが」
僕は新堂さんに制された。
落ち着かなきゃってわかっているけど……
頭ではわかっているのに
何なんだろう……
このざわついた感覚。
(早くっ……早く愛実ちゃんに会いたい……)
警備員「とりあえず、こちらからお入り下さい、今係りの者を呼んで参りますので」
一「……」
全身が痛いほど強ばっているのがわかる。
(愛実ちゃん!どうか……愛実ちゃんじゃ…………)
看護師「あの……」
一「っ!」
夏「ありがとう、後は新堂の到着を待つだけかな……」
新「いや、すぐに出発だ……」
夏「新堂……」
新「一条、河合とは連絡は取れたか?」
僕は力なく首を横に振る。
新「そうか。……とりあえず『河合愛実』という女性が運ばれた病院へ向かう。一条、いいな?」
一「うん」
足取りは重く、力の入らない僕は
皆にささえてもらいながら車に乗りこんだ。
゚・*:.。..:*・゚.:*・゚
夏「新堂、何か情報は入った?」
新「いえ、特に。テロの可能性は『0』ではありませんが、限りなく『0』に近いようです」
夏「そうだね。俺の方でも調べてみたけど、引っかかるような動きは見つからなかったよ」
一「……」
志「ったく、なにやってんだよ。事故になんか巻き込まれやがって。あいつ俺らに合わす顔ねーんじゃねーの?」
夏「ちょっ、志水」
志「あー。あれだ、天パ。もし、これから会いに行く女が河合だったら……あいつがその…あいつに、たらふく飯奢らせて、事故の事はそれで御破算だ。だから……責めたりするんじゃねーぞ?」
一「わかってるよ……そんなの」
新「一条、その後河合からの連絡は?」
一「……」
新「そうか……」
重苦しい空気が漂う車内。
それ以降誰も口を開こうとしなかった。
゚・*:.。..:*・゚.:*・゚
桐「一条、着いたぞ」
忙しなく車から飛び降りた僕は
病院に駆け込む。
警備員らしき人影が見えて
慌てて駆け寄った。
一「あ、あの……愛実ちゃんがっ…」
新「すみません、こちらにバス横転事故の女性の怪我人が運ばれたと聞いたのですが」
僕は新堂さんに制された。
落ち着かなきゃってわかっているけど……
頭ではわかっているのに
何なんだろう……
このざわついた感覚。
(早くっ……早く愛実ちゃんに会いたい……)
警備員「とりあえず、こちらからお入り下さい、今係りの者を呼んで参りますので」
一「……」
全身が痛いほど強ばっているのがわかる。
(愛実ちゃん!どうか……愛実ちゃんじゃ…………)
看護師「あの……」
一「っ!」