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戦場での情事高槻恋物語

第5章 囚われの兎

神楽にすればキスなんてまだ二回目だ。
白夜叉にしたらキスなんて手慣れてるだろうし、早くその続きをしたいと思っているだろう。
だが、神楽にすれば色々が初めてだ。
行きなりペットにされたり、戦場で処女を奪われ躾と称した性的行為。全てで身体が付いていかない。

「もう一回だ」

「・・・・・・・・」

再び白夜叉の舌が神楽の口内に入ってきて歯を舐める。神楽も言われたように舌を出した。
白夜叉の右手が神楽の胸の膨らみに触れる。
それに築いた神楽は誤って白夜叉の舌を思いっきり噛んでしまったのだ。

「テメェ・・・・んなに俺とキスすんの嫌か?」

「い・・・・いえ・・・違います・・・」

うつむきながらそう言うと白夜叉は神楽をクルッと反転させる。
神楽は顔を真っ赤にして抵抗をする。

「大人しくしてろ兎」
「っ・・・・・・・!」

神楽の小さな身体に白夜叉が背後から体重を乗せてくる。 
プチプチと、チャイナ服のボタンが外され、胸元から白夜叉の指が入り込んできて小さな突起を指で摘まむ。

「背後から犯されるって初めてだだろ?」
「いやっ、こんなの・・・こんな無理矢理・・・!」

身体を捩ったりなどして抵抗をする神楽に対し白夜叉は更なる重力を掛け、神楽を押さえつけた。
そのまま、小さな突起を捏ね回すと、神楽はピクッと魚のように跳ねる。

「お前、初恋の男居んだろ?」
「な、何で・・・・・それを・・・あっ・・・!」

行きなり白夜叉の口から出た言葉に驚きを隠せない。それもそうだこの男には初恋の男の事など一切話していない。
なのになぜ・・・・・
怖い!何なの!?この人!?

「ワン・リンシー中国の学校の数学の教師でお前の家庭教師でお前はそのリンシーに惚れて小学4年の時から惚れて三年間片想いをしてる。
まあ、報われない恋をしてるお前を同情するやつなんて誰も居ねぇからな。な?そうだろ?神楽?」
「な、何で貴方なんかに・・・・っあ!」
「だいたい歳上の男が誰がテメー見てぇなガキ相手にするんだよ?どんだけ夢の中に居んだよ?俺に抱かれてる時もリンシーとか言うヤツ思い浮かべてんだろ?」

「い、いや・・・・・やだっ・・・ひどい・・・っく・・・・ううっ・・・」

あまりの辛辣な白夜叉の言葉に胸を抉り取られた気分だ。
自分が長年恋してきた事を指摘され、挙げ句こんな辛辣な言葉を投げ掛けられる。

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