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戦場での情事高槻恋物語

第5章 囚われの兎

意味が分からない。
こんな鬼畜で自分を無理矢理犯す男に自分の片想いを馬鹿になどされたくない。
リンシーは優しくていつも自分の事を気に掛けてくれている。
神楽が風邪を引いた時、家に父親が居ないとき、リンシーはいつも側に居てくれた。
そんな優しいリンシーを馬鹿になどされたくない。

「リンシー先生を・・・・馬鹿にしないで下さい・・・・」
「泣いて懇願かよ?おもしれぇぜ神楽もっと泣けよ?喚けよ?」
「さ、最低っ・・・・・・・・・!」

背後で自分をどこまでも馬鹿にしてくる白夜叉をどうにかしてやりたい気持ちは一杯だ。
ギュッと拳を握りしめ、静かに涙を流す。
悔しい!こんな自分勝手な夜叉に馬鹿にされてひどいこといっぱいされてるのに抵抗出来ないなんて・・・・

「最低?誉め言葉だな、最低じゃねぇとやって行けねぇからな。テメーの幸せなんて壊してやる。テメーの思ってるヤツなんてお前の中で殺してやる。
俺しか見えねぇ様にして鳴かせまくってやるよ。」
「・・・・・・・・・っ・・・!」

もう、恐怖と屈辱で声も出ない。
きっとこの夜叉は自分のモノにして飼い慣らすんだ・・・・怖い・・・怖いよ・・・
涙が頬を伝い、畳に落ちる。
畳は染みになりじわじわと広がっていった。

「俺はそのためだったら人でも殺す。逃げるテメーを縛り付け、そのたびに躾てやるよ泣いても喚いてもテメーは俺のペットにしてやる。」

耳元で囁かれ、ゾクッと背筋に悪寒が走る。
再び突起を捏ね回されると、下肢から何かが溢れたような違和感が神楽を襲う。
最低な夜叉に無理矢理犯され、いきなりペットにされた・・・・・最悪の恋愛の幕開けだ・・・

「挿入んぞ」
「え・・・・ま、待ってください・・!まだ・・・・!!」

カチャカチャとベルトを外す音が耳に届き焦る。そんなまだ慣らされても居ないのに挿入られるなんて恐怖の二文字しかない。
ファスナーが下ろされ、刻一刻焦りは募る。

「痛みを与えねぇと躾になららねぇからな」
「!!」

やっぱりそうだったのか・・・!
痛みを与えるためにわざとやってたんだこの人・・・・!
鬼畜で最低な夜叉・・・・・
どうして私はこの人のものにさせられたんだろう・・・・

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