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戦場での情事高槻恋物語

第1章 戦場看護女子眞田神楽

のろのろと、畳から起き上がり、
カバンの所まで歩きスマホを取り出す。
緑のランプが光っていてロックを解除して、LINEの内容を見た。

杏里
神楽戦場看護女子になったんだって!?
ビックリした!!
行きなり居なくなったからさ!
家出かなって思った!
神楽頑張ってね!


杏里からLINE来てたんだ・・・・
バタバタしてたから見れなかった・・・
謝らなきゃ!
しかも三時間前にくれてる・・・・


スマホのキーボードパネルをだし、
文字を打ち込む。
言葉は決まっている。
謝罪の言葉とお礼だ。


ごめん!
LINE来てたの築かなかった!
もう、バタバタで
ケータイ見る時間が
無くて
何か、中々人の輪に入れない。
ありがとう
頑張るよ!


送信ボタンを押し、
スマホをブラックアウトさせる。
そして、カバンに仕舞い、再び寝転ぶ。
不安は少しは和らいだが
決意が未だ定まらない。

「ハア・・・・・・・」


溜め息を付き
腕を額に当て、再び天井を見上げる。
再び木目が目に入る。
すると、再び
緑のランプが付き、
LINEが来た。

お父さん
神楽。
やっていけるか?
辛かったら
お父さんの所に帰っておいで~♪

「だから帰れねーんだよ!ハゲェ~!!
KY薄毛親父~!!」


ああ、つい、爆発しちゃった・・・・
落ち着いて、落ち着いて、
冷静に、冷静に、


ん~
やっていけるな・・・・
少し不安・・・・
まあ!何とかなるよ!


ポチポチと、素早く押し、
送信ボタンを押した。
すると、足音が聞こえ
起き上がる。


「眞田、風呂に入ってこい。」


金子婦長が、
障子を開け、入って来る。
どうやら風呂の時間らしい。
カバンから
下着を取り出し
女子部屋を去る。

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