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Goddess of victory

第2章 第2章 逃げなきゃ。

掴まれていた顎をさらに上に向かせ

 「日本の者だな?」

静かに彼が私にきいた

私は、必死に首を上下にふりたかったが

彼に顎を掴まれていたので

 「そ、そうです」

虫が鳴くような小さい声で答えた

彼は、ふーんと興味無さそうに答えたあと

品定めするように私を見てきた

なんだか、怖くてじっとしていた


  


 「……悪くない」

そう言い、またニヤリ笑った


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