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Goddess of victory

第1章 第一章 捕らわれた唇

子供だからって甘く見てた

なんでこんなに、すばしっこいの?

息を切らせながら追いかける

 「お姉さん、こっちこっち!」

笑顔で挑発してくるのがまた可愛い

 「もう!捕まえちゃうよーー?」

 「きゃははは」



ふと、遠くを見ると砂が舞ってきた

 「お姉さん、僕たち帰らなきゃ」

 「そっか、気を付けてね」

 「お姉さんも早く帰らないと」

 「そうだね、今日は疲れたし早く帰ろうかな」

この時は、まだ全然わかっていなかった

本当に、はやく帰らないとダメだったことを

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