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Goddess of victory

第1章 第一章 捕らわれた唇

痺れたのかと思うぐらい体が動かなかった

ぎこちなく首を彼の方に向けると

彼の顔は、すぐ近くにあり思わず後退りしてしまった

 「これは、面白い……」

何が?と思ったときには、彼と私の間に距離はなかった

彼の唇が私の唇を塞いでいた

 「……っ?!、んっんんっっ!!」

脳は、まだ危険信号を出している

彼から離れなきゃ

力いっぱい彼の胸板を押すがびくともしない

 「んっ、んんーー、や…やめてっ!」

唇は離れたが、強引な口づけで

私は、腰が抜けてしまった

激しい口づけで酸素が足りなかった私は地面に座り込みながら肩で息をする

 「これは、躾概がありそうだ」

ニヤリと笑う彼を見て思わず綺麗と思ってしまった

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