彼女の恋愛
第10章 暴走彼女
「嫌なこと思い出させないでちょうだい!まったく…飲まなきゃやってられないわ。リー、アルマンドとグラスとイチゴを」
ウェイターが奥からジーナの前にやってきた
「アルマンドブリニャック…いいんですか?」
「いいから早く持ってきてね?」
ジーナはウェイターに言いつけると楓の隣に座った
「ジーナ、マジでアルマンド開けるのかよ!」
楓がすごく興奮している
ふんと鼻を鳴らしてくるみに話しかける
「くるみちゃんは幾つなの?」
「16歳です」
「高校生ならシャンパンくらい飲めるわね」
「…いえ、私お酒は」
「固いこと言わないの。今からくるシャンパンはあなたは二度と口に出来ない代物よ?よく味わいなさい」
くるみが言いかけようとするとウェイターがワゴンに氷付けのシャンパンとグラスとイチゴを乗せてきた
ポンっと風船を割ったような音と共に花の蜜のような香りがした
ウェイターがグラスに注いで楓、くるみ、ジーナの前に置いた
楓はウキウキしながらグラスを掴み、ジーナも続いたがくるみは躊躇った
ジーナに軽く睨まれるとくるみはしぶしぶグラスを掴んだ
「くるみちゃんとの出会いに、そして私と良輔の深い愛に!」
「かんぱーい!」
楓はグラスを当てるとすぐさま口につけて、ん〜♡と舌鼓を打った
ジーナはくるみにお祝いなんだから一杯は付き合いなさいと言ってグラスを当てて、シャンパンを飲みイチゴを齧った
ジーナのイチゴの食べ方があまりにもセクシーで釘付けになったくるみは頭をブンブンと振って、グラスに口をつけた
(酸味のある炭山ジュースみたいで、美味しいかも)
シャンパンを一口飲むと喉が熱を飲み込んだように感じた
楓がイチゴを一つ手に取ってくるみの口元に運ぶ
「イチゴをどうぞ?お姫様♡」
「…自分で食べます」
「あーんしてあげるから口開けて?」
いたずらっ子のように薄く笑いくるみの唇にイチゴをつんつんと当てる
「イチゴを食べるとシャンパンが引き立つんだよ、あーん」
シャンパンを飲んで少し暑くなったくるみは戸惑ったが、抵抗するのが面倒になり言われるがまま口を開けた
「美味しい?」
「…美味しいです」
「良かった!じゃあまた乾杯しましょ?」
ジーナが楓に目配せし、楓もそれに応えるのをくるみは全く気がつかなかった
ウェイターが奥からジーナの前にやってきた
「アルマンドブリニャック…いいんですか?」
「いいから早く持ってきてね?」
ジーナはウェイターに言いつけると楓の隣に座った
「ジーナ、マジでアルマンド開けるのかよ!」
楓がすごく興奮している
ふんと鼻を鳴らしてくるみに話しかける
「くるみちゃんは幾つなの?」
「16歳です」
「高校生ならシャンパンくらい飲めるわね」
「…いえ、私お酒は」
「固いこと言わないの。今からくるシャンパンはあなたは二度と口に出来ない代物よ?よく味わいなさい」
くるみが言いかけようとするとウェイターがワゴンに氷付けのシャンパンとグラスとイチゴを乗せてきた
ポンっと風船を割ったような音と共に花の蜜のような香りがした
ウェイターがグラスに注いで楓、くるみ、ジーナの前に置いた
楓はウキウキしながらグラスを掴み、ジーナも続いたがくるみは躊躇った
ジーナに軽く睨まれるとくるみはしぶしぶグラスを掴んだ
「くるみちゃんとの出会いに、そして私と良輔の深い愛に!」
「かんぱーい!」
楓はグラスを当てるとすぐさま口につけて、ん〜♡と舌鼓を打った
ジーナはくるみにお祝いなんだから一杯は付き合いなさいと言ってグラスを当てて、シャンパンを飲みイチゴを齧った
ジーナのイチゴの食べ方があまりにもセクシーで釘付けになったくるみは頭をブンブンと振って、グラスに口をつけた
(酸味のある炭山ジュースみたいで、美味しいかも)
シャンパンを一口飲むと喉が熱を飲み込んだように感じた
楓がイチゴを一つ手に取ってくるみの口元に運ぶ
「イチゴをどうぞ?お姫様♡」
「…自分で食べます」
「あーんしてあげるから口開けて?」
いたずらっ子のように薄く笑いくるみの唇にイチゴをつんつんと当てる
「イチゴを食べるとシャンパンが引き立つんだよ、あーん」
シャンパンを飲んで少し暑くなったくるみは戸惑ったが、抵抗するのが面倒になり言われるがまま口を開けた
「美味しい?」
「…美味しいです」
「良かった!じゃあまた乾杯しましょ?」
ジーナが楓に目配せし、楓もそれに応えるのをくるみは全く気がつかなかった