彼女の恋愛
第12章 BBQ彼女
良輔がボソッと呟いたのでくるみはカバンから包みを取り出した
「良輔さん、これ着いたら渡そうと思ってたんですけど良かったらどうぞ?」
「えっ… もしかして約束の?」
「はい。約束のです」
くるみがニコっと笑い手渡すとわーい!と受け取った
「なぁに?約束のって〜」
菫がニュっと顔を前に覗き込む、楓も気になるようでちらちら見ている
「この前のバーの件で良輔さんにもご迷惑かけちゃったからリクエストに応えてお菓子を作ったの」
「え〜、ウチも食べたい!」
良輔がゴソゴソ包みを開けるとチョコブラウニーが入っていた
「わ!ブラウニーだ。美味しそう♡」
「お口に合えばいいんですけど…ナッツとかくるみとか入って妹達の好物なんです」
良輔が食べようとブラウニーを手に取ると菫が横からヒョイっと掴んで口に入れた
「ちょーうまいー!」
「僕にもちょうだい!」
「わかったから、前みろ〜!」
菫と楓がギャーギャー喧嘩を始めると葵がうるさいなーと起きて身を前に乗り出した
良輔がパクっと食べて咀嚼するのをくるみは不安げに見ている
「ん!うまい♡ さすが得意なお菓子なだけあるね」
「良かった!」
葵はパァっと笑うくるみの顔が目に入ると良輔の持っている箱に目がいく
「それ、なに?」
「くるみちゃんの手作りお菓子だよ」
「…1つちょうだい」
「葵、甘いの苦手だろ?」
「チョコは食えるんだよ。ちょうだい」
良輔がしぶしぶ箱を渡すと葵はニュっと手を伸ばしてブラウニーを取り、口に入れた
「うん、うまい」
「本当ですか?良かった!」
「せっかく俺に作ってくれたのにもう殆どない」
シクシクする良輔に菫がドンマイ〜と言いながらまた1つ横取りした
「いつでも作るのでまた言ってください」
「マジで♡」
くるみのブラウニーは瞬く間にラスト1つになった
「これをかけてゲームしようよ!世界の首都でどう?」
良輔がみんなに提案するとみんな乗り気で楓からくるみ、葵、菫、良輔と時計回りに進んだ
「モスクワ!」
「え、えっと…ペキン」
「ストックホルム」
「パリ〜」
「ニューデリー」
2週するとくるみが脱落し、3週目に菫と良輔が同時に脱落した
葵と楓の一騎打ちで楓が異常な強さを見せて、見事にブラウニーを勝ち取り大いに盛り上がったゲームは幕を閉じた
「良輔さん、これ着いたら渡そうと思ってたんですけど良かったらどうぞ?」
「えっ… もしかして約束の?」
「はい。約束のです」
くるみがニコっと笑い手渡すとわーい!と受け取った
「なぁに?約束のって〜」
菫がニュっと顔を前に覗き込む、楓も気になるようでちらちら見ている
「この前のバーの件で良輔さんにもご迷惑かけちゃったからリクエストに応えてお菓子を作ったの」
「え〜、ウチも食べたい!」
良輔がゴソゴソ包みを開けるとチョコブラウニーが入っていた
「わ!ブラウニーだ。美味しそう♡」
「お口に合えばいいんですけど…ナッツとかくるみとか入って妹達の好物なんです」
良輔が食べようとブラウニーを手に取ると菫が横からヒョイっと掴んで口に入れた
「ちょーうまいー!」
「僕にもちょうだい!」
「わかったから、前みろ〜!」
菫と楓がギャーギャー喧嘩を始めると葵がうるさいなーと起きて身を前に乗り出した
良輔がパクっと食べて咀嚼するのをくるみは不安げに見ている
「ん!うまい♡ さすが得意なお菓子なだけあるね」
「良かった!」
葵はパァっと笑うくるみの顔が目に入ると良輔の持っている箱に目がいく
「それ、なに?」
「くるみちゃんの手作りお菓子だよ」
「…1つちょうだい」
「葵、甘いの苦手だろ?」
「チョコは食えるんだよ。ちょうだい」
良輔がしぶしぶ箱を渡すと葵はニュっと手を伸ばしてブラウニーを取り、口に入れた
「うん、うまい」
「本当ですか?良かった!」
「せっかく俺に作ってくれたのにもう殆どない」
シクシクする良輔に菫がドンマイ〜と言いながらまた1つ横取りした
「いつでも作るのでまた言ってください」
「マジで♡」
くるみのブラウニーは瞬く間にラスト1つになった
「これをかけてゲームしようよ!世界の首都でどう?」
良輔がみんなに提案するとみんな乗り気で楓からくるみ、葵、菫、良輔と時計回りに進んだ
「モスクワ!」
「え、えっと…ペキン」
「ストックホルム」
「パリ〜」
「ニューデリー」
2週するとくるみが脱落し、3週目に菫と良輔が同時に脱落した
葵と楓の一騎打ちで楓が異常な強さを見せて、見事にブラウニーを勝ち取り大いに盛り上がったゲームは幕を閉じた