彼女の恋愛
第4章 【仮】彼女
「うー、もうやだー」
「くるみ少し離れられる?」
「! ごめん、痛かった?」
「痛くはないけど…くるみを襲っちゃいそうだから」
陽は腕を指差した
くるみは羞恥心で真っ赤になってパッと手を離した
「ご…ごめんなさい」
「いや、俺的にはラッキーだったんだけど!」
陽が出来るだけ明るく振舞ったその時、後ろのドアがバタン!と閉まり不穏なBGMが流れ壁から下からゾンビが現れた
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「くるみこっち!」
陽は立ちすくむくるみの手を取って正面のドアに走った
なんとか次に進んだがくるみの目には涙が溜まっている
「くるみ大丈夫?」
「…」
ブンブンと首を振るくるみに陽は優しく頭を撫でた
「そっかー じゃあ無事にお化け屋敷出れるようにお祓いしとくか!」
「! そんなの出来るの?」
「目閉じて?」
くるみはゆっくり目を閉じると陽はくるみのおでこにそっとキスをした
「ぅえっ⁉︎」
「これでもう大丈夫だ!さぁ、行こう」
また手を繋いで陽が先を歩き、くるみは無言でついていく
しばらく人形のお化けなどが所々にあったが陽のお祓いが効いたか一切怖くなかった
大きい部屋に出た瞬間、背後からブォーンっとモーター音が響き振り返るとチェンソーを持ったジェイソンが追ってきた
パクパクと声にならないくるみ、陽はくるみの手を強く握って全速力で走り出す
前方に明るい日差しが差し込んでようやく外に出られた
「はぁはぁ…やっと出られたなっ…」
言い終えた瞬間、くるみが陽に抱きついてうぇっうえっと泣いている
「あんなに怖がってたのによく頑張った…ぐゎっ!」
くるみを抱きしめていた陽の背中に菫が蹴りを入れた
「くるみ〜泣かないの! 矢川に変なことされたからって〜」
「痛ってーなー!」
「すっ…菫」
怖かったよ〜と菫の胸に飛び込む
よしよしとくるみの頭を撫でて鼻をかませる
「お前らは大丈夫だったの?」
「相悟がさ〜 あの機械は幾らぐらいかなとか、ジェイソンに時給いくらとか聞いたりするからシラケちゃったわよ〜」
くるみが落ち着いたのを確認してお土産ショップに来た
さっきまで泣いていたくるみだがもう菫とはしゃいでいる
「これウケる〜」
菫がジェイソンのキーホルダーをくるみにみせる
「ウケない!いらない!」
「くるみ少し離れられる?」
「! ごめん、痛かった?」
「痛くはないけど…くるみを襲っちゃいそうだから」
陽は腕を指差した
くるみは羞恥心で真っ赤になってパッと手を離した
「ご…ごめんなさい」
「いや、俺的にはラッキーだったんだけど!」
陽が出来るだけ明るく振舞ったその時、後ろのドアがバタン!と閉まり不穏なBGMが流れ壁から下からゾンビが現れた
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「くるみこっち!」
陽は立ちすくむくるみの手を取って正面のドアに走った
なんとか次に進んだがくるみの目には涙が溜まっている
「くるみ大丈夫?」
「…」
ブンブンと首を振るくるみに陽は優しく頭を撫でた
「そっかー じゃあ無事にお化け屋敷出れるようにお祓いしとくか!」
「! そんなの出来るの?」
「目閉じて?」
くるみはゆっくり目を閉じると陽はくるみのおでこにそっとキスをした
「ぅえっ⁉︎」
「これでもう大丈夫だ!さぁ、行こう」
また手を繋いで陽が先を歩き、くるみは無言でついていく
しばらく人形のお化けなどが所々にあったが陽のお祓いが効いたか一切怖くなかった
大きい部屋に出た瞬間、背後からブォーンっとモーター音が響き振り返るとチェンソーを持ったジェイソンが追ってきた
パクパクと声にならないくるみ、陽はくるみの手を強く握って全速力で走り出す
前方に明るい日差しが差し込んでようやく外に出られた
「はぁはぁ…やっと出られたなっ…」
言い終えた瞬間、くるみが陽に抱きついてうぇっうえっと泣いている
「あんなに怖がってたのによく頑張った…ぐゎっ!」
くるみを抱きしめていた陽の背中に菫が蹴りを入れた
「くるみ〜泣かないの! 矢川に変なことされたからって〜」
「痛ってーなー!」
「すっ…菫」
怖かったよ〜と菫の胸に飛び込む
よしよしとくるみの頭を撫でて鼻をかませる
「お前らは大丈夫だったの?」
「相悟がさ〜 あの機械は幾らぐらいかなとか、ジェイソンに時給いくらとか聞いたりするからシラケちゃったわよ〜」
くるみが落ち着いたのを確認してお土産ショップに来た
さっきまで泣いていたくるみだがもう菫とはしゃいでいる
「これウケる〜」
菫がジェイソンのキーホルダーをくるみにみせる
「ウケない!いらない!」