
彼女の恋愛
第12章 BBQ彼女
「くるみちゃんのお母さんには 最初でっちあげで帰れない理由を作ろうと思ってたんだけど、今連絡があって大雨で湖の前の道路が車両通行止めになったんだ」
「え? 本当ですか」
「ちょっと待ってて…」
楓が妨害装置をoffにしてどこかに電話をかける
「もしもし? あ〜、俺だけど! その事だけど、テレビ付けて!」
「そう、山梨県から出られない。バ…母さんさ、悪いんだけどくるみちゃんのお母さんに連絡してもらえる? 携帯の充電が切れそうなんだよ。なにかあったら葛西さんに電話して。じゃあね」
楓は電話を切るとくるみに向き直る
「近くのロッジにいる他の連中も来る予定だったけど、通行止めでこれなくなった。今夜は俺たちだけでお祝いしよう」
「カップ麺と缶詰でですか?w」
「厳重に鍵のかかった娯楽室にご馳走用意してるよ♡ ただ、準備する人数が減っちゃって困っているから手伝ってくれると嬉しいな」
「喜んで。 ただ連絡したい人がいるので電話をしてもいいですか?」
「くるみちゃんのお母さん以外なら構わないよ! それよりあいつらカップ麺でお腹いっぱいになりそうだから急いでね? 僕は菫が沸かしたお湯を捨ててくるw」
「はいw すぐ行きます」
楓が部屋を出るとくるみは村瀬に電話をかけた
「もしもし」
「…よかった。何度か連絡しましたが繋がらなかったので心配しました」
「心配かけてごめんね!なにか用事?」
「…大会見に来てくれますか? それか付き合ってくれますか?」
「昨日の今日だよ⁉︎」
「こういうのは押したほうが良いかと思って…やっぱり迷惑ですよね」
「もー、わかったよ! 見に行く」
「本当ですか! (やっぱり押してダメなら引くって覿面だな…)」
「ん? 何か言った?」
「何でもないです。すごく嬉しいです…ところで内柴良輔って誰ですか?」
「菫のお兄さん達の友達だよ。いまみんなで山梨に居るの」
「山梨? 確か大雨洪水警報出てますよ」
「そうなの。バーベキューに誘われて来たんだけど疲れて寝ている間に降って足止めされちゃって…」
「他に誰が居るんですか?」
「菫もいるけど後の5人は大学生だよ」
「女性はいますか?」
「菫とジーナさんって人と私の3人」
「極力、松岡さんと共に行動してください。危ないですから1人にならないように」
「え? 本当ですか」
「ちょっと待ってて…」
楓が妨害装置をoffにしてどこかに電話をかける
「もしもし? あ〜、俺だけど! その事だけど、テレビ付けて!」
「そう、山梨県から出られない。バ…母さんさ、悪いんだけどくるみちゃんのお母さんに連絡してもらえる? 携帯の充電が切れそうなんだよ。なにかあったら葛西さんに電話して。じゃあね」
楓は電話を切るとくるみに向き直る
「近くのロッジにいる他の連中も来る予定だったけど、通行止めでこれなくなった。今夜は俺たちだけでお祝いしよう」
「カップ麺と缶詰でですか?w」
「厳重に鍵のかかった娯楽室にご馳走用意してるよ♡ ただ、準備する人数が減っちゃって困っているから手伝ってくれると嬉しいな」
「喜んで。 ただ連絡したい人がいるので電話をしてもいいですか?」
「くるみちゃんのお母さん以外なら構わないよ! それよりあいつらカップ麺でお腹いっぱいになりそうだから急いでね? 僕は菫が沸かしたお湯を捨ててくるw」
「はいw すぐ行きます」
楓が部屋を出るとくるみは村瀬に電話をかけた
「もしもし」
「…よかった。何度か連絡しましたが繋がらなかったので心配しました」
「心配かけてごめんね!なにか用事?」
「…大会見に来てくれますか? それか付き合ってくれますか?」
「昨日の今日だよ⁉︎」
「こういうのは押したほうが良いかと思って…やっぱり迷惑ですよね」
「もー、わかったよ! 見に行く」
「本当ですか! (やっぱり押してダメなら引くって覿面だな…)」
「ん? 何か言った?」
「何でもないです。すごく嬉しいです…ところで内柴良輔って誰ですか?」
「菫のお兄さん達の友達だよ。いまみんなで山梨に居るの」
「山梨? 確か大雨洪水警報出てますよ」
「そうなの。バーベキューに誘われて来たんだけど疲れて寝ている間に降って足止めされちゃって…」
「他に誰が居るんですか?」
「菫もいるけど後の5人は大学生だよ」
「女性はいますか?」
「菫とジーナさんって人と私の3人」
「極力、松岡さんと共に行動してください。危ないですから1人にならないように」
