彼女の恋愛
第12章 BBQ彼女
「くるみちゃん…今回の件だけどまたお母さんを心配させるようなことしてごめんね。戻ったら僕、ちゃんと謝りに行く」
「いえ、この雨じゃ仕方ないですから。今はサプライズが成功することだけ考えましょう!」
「ありがとう。じゃあクラッカー持って!」
楓はバズーカー型のクラッカーをくるみに渡した
「こんな大きいの怖いです!」
「大丈夫だよ…足音が近づいたら思いっきり叫んでくれる?」
「わかりました…」
コツコツと数人の足音が聞こえたのでくるみは思いっきり叫んだ
「キャ〜ッ!」
途端にバタバタと走る音に代わった
「くるみちゃん!大丈夫⁉︎」
ドア越しに良輔の声が聞こえる
楓がもう一度叫ぶように口で合図したのでくるみはもう一度、お腹から思いっきり叫んだ
「キャ〜!イヤ〜ッ!」
「シュン、早く鍵よこせ!」
ドアの向こうから緊迫したやりとりが聞こえる
「ちょっと待って…良輔、開けて!」
バーン!
ドアが開いた瞬間、ものすごい大きい音と紙吹雪が良輔達に降り注いだ
ポカーンとするみんなに楓とシュンとくるみが声を揃えてハッピーバースデー!と良輔に声をかけた
「は?」
「サプライズ大成功♡」
葵が不機嫌に尋ねる
「くるみちゃんが楓に連れて行かれたっていうのは?」
「嘘だよ」
「みんなが消えたのは?」
「本当は戻ってくる予定だったけど大雨で通行止めになっちゃった」
「携帯が使えなかったのは?」
「まさかこんなに上手くいくとは思わなかったよ」
楓がジャマーを葵に見せるとシュンもニコニコ取り出した
「私有地では使っても問題ないからね♡」
菫がごはーん!!と興奮してご馳走に飛びつく
シュンがその場を仕切った
「紳士、淑女の皆様…今宵は内柴良輔のサプライズバースデーパーティーにお越し頂きありがとうございます。ミステリーの前菜はいかがでしたか? お口に合わなかった方々には三ツ星レストランのケータリングをご用意致しました。まずはシャンパンで乾杯しましょう!」
楓がポンっと栓を開けると全員分のグラスにシャンパンを注いだ
「皆様それではグラスをお持ち下さい。良輔、一言お願いします!」
「…本当、びっくりで何が起きてるかわからないけどこの場を作ってくれたイタズラコンビに感謝しています。ありがとう!」
「いえ、この雨じゃ仕方ないですから。今はサプライズが成功することだけ考えましょう!」
「ありがとう。じゃあクラッカー持って!」
楓はバズーカー型のクラッカーをくるみに渡した
「こんな大きいの怖いです!」
「大丈夫だよ…足音が近づいたら思いっきり叫んでくれる?」
「わかりました…」
コツコツと数人の足音が聞こえたのでくるみは思いっきり叫んだ
「キャ〜ッ!」
途端にバタバタと走る音に代わった
「くるみちゃん!大丈夫⁉︎」
ドア越しに良輔の声が聞こえる
楓がもう一度叫ぶように口で合図したのでくるみはもう一度、お腹から思いっきり叫んだ
「キャ〜!イヤ〜ッ!」
「シュン、早く鍵よこせ!」
ドアの向こうから緊迫したやりとりが聞こえる
「ちょっと待って…良輔、開けて!」
バーン!
ドアが開いた瞬間、ものすごい大きい音と紙吹雪が良輔達に降り注いだ
ポカーンとするみんなに楓とシュンとくるみが声を揃えてハッピーバースデー!と良輔に声をかけた
「は?」
「サプライズ大成功♡」
葵が不機嫌に尋ねる
「くるみちゃんが楓に連れて行かれたっていうのは?」
「嘘だよ」
「みんなが消えたのは?」
「本当は戻ってくる予定だったけど大雨で通行止めになっちゃった」
「携帯が使えなかったのは?」
「まさかこんなに上手くいくとは思わなかったよ」
楓がジャマーを葵に見せるとシュンもニコニコ取り出した
「私有地では使っても問題ないからね♡」
菫がごはーん!!と興奮してご馳走に飛びつく
シュンがその場を仕切った
「紳士、淑女の皆様…今宵は内柴良輔のサプライズバースデーパーティーにお越し頂きありがとうございます。ミステリーの前菜はいかがでしたか? お口に合わなかった方々には三ツ星レストランのケータリングをご用意致しました。まずはシャンパンで乾杯しましょう!」
楓がポンっと栓を開けると全員分のグラスにシャンパンを注いだ
「皆様それではグラスをお持ち下さい。良輔、一言お願いします!」
「…本当、びっくりで何が起きてるかわからないけどこの場を作ってくれたイタズラコンビに感謝しています。ありがとう!」