テキストサイズ

彼女の恋愛

第12章 BBQ彼女

「お忙しい時にすみません。先日もご迷惑をお掛けしたばかりですのに、まだ日も経たない内にくるみさんを巻き込んでしまって…お詫びの言葉も浮かびません。本当に申し訳無いです」

「あら、先日の…!そう何度も謝らないで下さい。今回は予想外の天災ですから仕方ありませんよ」

「そう言って頂けると有難いです。また改めてお詫びに伺いたいのですが…もうワインくらいじゃ玄関も開けてもらえませんよね?」

「あら、そうね〜w じゃあお詫びにワインに付き合うお時間をくださる?若くてハンサムな方の時間なら吊り合うかも」

「いいんですか?私でよければ喜んでご同伴させて下さい。それではお仕事中に失礼致しました」

「いいえ、娘がお世話になります。よろしくお願いします」

話を聞いていたシュンがブハっと笑う

「やっぱり葵はお父さんだよw」

「お前は何度も失礼なヤツだな」

良輔が椅子に座ってボーっとしていたのでくるみは料理を幾つかよそって持っていった

「良輔さん、食べています? これ良かったらどうぞ」

「あ、ありがとう。こんな風に祝ってもらうの久しぶりでちょっと感動に浸ってたw」

「良輔さんの人徳ですね」

「どう、素敵でしょう?付き合いたくなった?」

「ごめんなさい…」

ハハっと笑って良輔はくるみの頭をポンと撫でた

「村瀬くんには折り返した?」

「はいw 絶対に1人にならない様に注意されました」

「男2人と川の字で寝たなんて言ったら、発狂するかもねw」

「そうですねw 」

良輔と話していると急に電気がついて明るくなった

「停電が治って良かった!」

「う〜ん、結構食べたかも…お風呂入りたいな〜」

菫がお腹をさすりながら呟いた

「1階に露店風呂付いてるから入ってくれば?この雨だけどw」

菫がわーい♡と声をあげた

「くるみ、入ろうよ!ジーナさんも一緒に〜」

「でも…」

「シュン、タオルを借りてもいいかしら?」

ジーナが聞くとシュンは笑顔で答える

「脱衣所にあるもの、なんでも使って?」

くるみ達は先ほどジーナが選んだ下着とナイトウェアを持って下の階に向かった

「露天風呂なんて久しぶりだよ〜! ひゃっふ〜♡」

菫が脱衣所で豪快に脱いで伸びをする

ストーリーメニュー

TOPTOPへ