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彼女の恋愛

第13章 村瀬と彼女

「今回、小島先生の独断で文化祭の実行委員に俺と森野さんが選ばれました。不慣れですが楽しい文化祭になるよう頑張りますので、サポート宜しくお願いします」

挨拶をするとパチパチと拍手がおきた

「では早速、出し物について話したいと思います。それぞれやりたいことは沢山あると思いますがズバリ我がクラスはカフェをやりたいと思います」

相悟の話をきいてザワザワとなった

「理由は1年生のクラスで飲食店が一つもないからです。他のクラスは劇、お化け屋敷、テキ屋など参加型が多く休憩できるところは限られているので当たることは間違いない。ですが、ただのカフェもつまらないしやるからには文化祭ナンバーワンの称号を目指したい。そこで皆さんには何のカフェにするか意見を聞きたいと思います」

クラスから持ち上がった意見はメイド執事喫茶、アニメゲームキャラのいるカフェ、くノ一カフェ、歴史の偉人カフェと上がった

「あとはだいたい被ってるからこんなところかな? では多数決で決めたいと思います」

多数決でアニメゲームキャラのいるカフェに決まった

「これで出し物は決まったけど準備まで約1ヶ月しかありません。部活の出し物と被ったりなかなか時間が足りませんが、森野さんと相談して仕事を分担していきたいと思います。まずは準備、当日の役割とみんな2つは受け持つことになるのでご協力お願いします」

なんとか終わり相悟と小島に報告しに行った

「先生、終わりました」

「お、そうか!歩きながら聞こう」

「アニメ、ゲームキャラのいるカフェになりました。これから衣装作りや細かい打ち合わせを森野さんと話していきたいと思います。資金援助ですがだいたい幾らくらいですか?」

「そうだな…1人2000円徴収しよう。38×2000で76000円、残り24000は俺からの寄付で10万でどうだ?」

「…悪くない。決まりましたら詳細を報告しますので、ご確認お願いします」

「おう、宮澤は頼もしいな!じゃあ頼んだぞ」

「くるみちゃん放課後時間ある? 時間がないから今日ある程度話したい」

「大丈夫だよ。じゃあ教室に戻ろうか」

「ちょっと待って。長くなりそうだから…」

自動販売機でブラックコーヒーとフルーツジュースを買った

「はい、あげる」

「え、ありがとう!上でお金渡すよ」

「いいよ、俺からの餞別。頑張ろうな」

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