無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「いじめた奴はくるみちゃんの事、好きだったんだよ」

「そうでしょうか…ごめんなさい！まだ話したいけどもう行かないと」

「ああ、呼び止めてごめんね。じゃあまたね」

図書室を出て行く創を見送るとドアの鍵をかけて出て行った

いつものように夕飯を済ませてお風呂に入りむつみの宿題をみてくるみは自室に戻り世界史のレポートの続きをしていた


「こんだけ蛮族に攻められてたら衛兵を雇うのにお金はいるや、兵糧はいるわ大変だよね〜。それに奴隷制度…そりゃ暴動は起きるよ」

くるみは独り言を言いながら書いているとあっという間に17ページも書き上げた

（ようやく終わりが見えてきた〜）

休憩がてら携帯を見ると村瀬と菫からラインが来ていた

菫から開けて確認する

［ジーナさんとの合コンに着ていく服、明日一緒に選んで！っていうか買いに行くの付き合って〜、よろろん^_−☆］

［了解！待ち合わせは？］

送るとすぐに既読がついて返事がくる

［11時に駅前で！］

［はーい、じゃあ明日ね♪］

次に村瀬のラインをみる

［お疲れさまです。お弁当、本当にご馳走様でした］

［村瀬くん倒れたりビックリしたけど喜んでもらえて嬉しいよ。明日は練習？］

［はい。くるみは予定ありますか？］

すぐに既読がついて返信がきた

（もしかして待っていたのかな…村瀬くん菫と違ってあんまり携帯とかこまめにチェックするタイプに見えないし）

［すぐに返ってきたからビックリしたよw 明日は菫の買い物に付き合うくらいかな、後は世界史のレポートやろうと思ってる］

［そうですか。レポートは順調ですか？］

［読み進めると意外に楽しいかも！相変わらず名前は難しくて憶えられないけどね］

［偉いですね！くるみの前向きで真面目なところ好きです］

［え〃 恥ずかしいな］

［そういう素直に感情を伝えられるところもです。では明日はくるみに会うの我慢します］

［(´･ω｀･)ｴｯ?］

［そのエッ？はどういう意味でしょうか？俺の我慢して会わないっていう事に疑問を抱いていると解釈すると、会っても差し支えないと捉えてよろしいですか？］

［よろしいですよ？］

［明日は15時には練習終わります。15時30分には学校を出れますがどうしますか？］

［じゃあ30分に駅前で会う？ ］

［会います！］