彼女の恋愛
第14章 カレーと彼女
「無表情、陰険…矢川くんとは真逆のタイプねw」
笑いながら聞く美羽に頷く
「不器用なだけですごく優しくて真面目で一途だよ。家も近所なの」
「名前は?」
「村瀬隆盛っていうの。角の書道教室のところ」
「すごく近いじゃないw 村瀬くんは何時にくるの?」
「19時に来るよ。なつみとむつむにも説明しておかなきゃ」
くるみはカレー作りを一旦美羽に託し、なつみとむつみに隆盛が来ることを伝えた
しばらく料理に没頭しているとインターホンが鳴りむつみが出る
「お姉ちゃん、むらせ来たよー」
「呼び捨てしないの! ちょっと待って…」
くるみが慌ただしそうにしているのを見て葵が立ち上がる
「いーよ!俺出るからくるみちゃんは続きやりな?」
「葵さん、ありがとう!」
葵が玄関に向かいドアを開けると緊張していた村瀬の顔がみるみる無表情に変わっていく
「村瀬隆盛と申します。くるみさんにお誘い頂き参りましたが…」
「村瀬くんだね、聞いてるよ!上がって」
葵がスリッパを村瀬に向けると怪訝な顔をしながら靴を脱ぎ、スリッパに履き替えた
「あの失礼ですが、あなた様は?」
「俺か…くるみちゃんの友達の松岡菫って知ってる?そいつの兄貴でくるみちゃんのお母さんの友達以上恋人未満的なやつだよ」
葵がウィンクをしてリビングに案内すると隆盛は固まった
「お姉の彼氏? 背が高くてかっこいいじゃん♡ でも眼鏡はない方がいいかも」
奥で遊んでいたなつみがいつの間にか隆盛をマジマジ見上げると瑛人が奥で拗ねる
「また病気が始まった…」
「かっこいいって言っただけじゃん? 好きなのはもちろん瑛人だよ♡」
イチャイチャするなつみ達に隆盛が戸惑っているとむつみがジーっと見つめる
「お姉ちゃんの彼氏?」
「はい、村瀬隆盛と言います。よろしくお願いします」
「一緒に遊ぶ?」
「構いませんが、先にお母様にご挨拶させて頂いても宜しいですか?」
「宜しいですよ!」
むつみが笑うと隆盛はキッチンに向かった
「隆盛いらっしゃい、バタバタしててごめんね!お母さん隆盛だよ」
くるみが話しかけると食器を取ろうとして背伸びしていた美羽はバランスを崩し倒れそうになったところを隆盛がサッと支える
「あ、ごめんなさい! くるみの母の美羽です。騒がしいけどゆっくりしていってね」
笑いながら聞く美羽に頷く
「不器用なだけですごく優しくて真面目で一途だよ。家も近所なの」
「名前は?」
「村瀬隆盛っていうの。角の書道教室のところ」
「すごく近いじゃないw 村瀬くんは何時にくるの?」
「19時に来るよ。なつみとむつむにも説明しておかなきゃ」
くるみはカレー作りを一旦美羽に託し、なつみとむつみに隆盛が来ることを伝えた
しばらく料理に没頭しているとインターホンが鳴りむつみが出る
「お姉ちゃん、むらせ来たよー」
「呼び捨てしないの! ちょっと待って…」
くるみが慌ただしそうにしているのを見て葵が立ち上がる
「いーよ!俺出るからくるみちゃんは続きやりな?」
「葵さん、ありがとう!」
葵が玄関に向かいドアを開けると緊張していた村瀬の顔がみるみる無表情に変わっていく
「村瀬隆盛と申します。くるみさんにお誘い頂き参りましたが…」
「村瀬くんだね、聞いてるよ!上がって」
葵がスリッパを村瀬に向けると怪訝な顔をしながら靴を脱ぎ、スリッパに履き替えた
「あの失礼ですが、あなた様は?」
「俺か…くるみちゃんの友達の松岡菫って知ってる?そいつの兄貴でくるみちゃんのお母さんの友達以上恋人未満的なやつだよ」
葵がウィンクをしてリビングに案内すると隆盛は固まった
「お姉の彼氏? 背が高くてかっこいいじゃん♡ でも眼鏡はない方がいいかも」
奥で遊んでいたなつみがいつの間にか隆盛をマジマジ見上げると瑛人が奥で拗ねる
「また病気が始まった…」
「かっこいいって言っただけじゃん? 好きなのはもちろん瑛人だよ♡」
イチャイチャするなつみ達に隆盛が戸惑っているとむつみがジーっと見つめる
「お姉ちゃんの彼氏?」
「はい、村瀬隆盛と言います。よろしくお願いします」
「一緒に遊ぶ?」
「構いませんが、先にお母様にご挨拶させて頂いても宜しいですか?」
「宜しいですよ!」
むつみが笑うと隆盛はキッチンに向かった
「隆盛いらっしゃい、バタバタしててごめんね!お母さん隆盛だよ」
くるみが話しかけると食器を取ろうとして背伸びしていた美羽はバランスを崩し倒れそうになったところを隆盛がサッと支える
「あ、ごめんなさい! くるみの母の美羽です。騒がしいけどゆっくりしていってね」