彼女の恋愛
第15章 マーくんと彼女
「うん。了解」
「あ、髪になにか絡まっているよ」
「え、どこ?」
「取ってあげる」
相悟がくるみの頭に触れた瞬間、入り口にいた隆盛がすごい速さで近づき相悟の手を止めた
「後は僕がやりますから触らないで下さいね?」
「…」
「隆盛、そんな言い方ないでしょ。ゴミを取ろうとしてくれたのに」
くるみが嗜めるとすみませんと謝りつつ、相悟から距離を取らせる
「村瀬お前キャラ変わりすぎだなw」
「ずっと想いを寄せていた人が彼女になった訳ですから人格の一つや二つ変わって当然です。それにくるみは何故か悪い虫が付きやすいから気をつけないと…」
ちらっと相悟を見ると相悟はまいったとお手上げの仕草をした
「じゃあね、くるみちゃん」
相悟は立ち去ろうとしたが振り返った
「あと一つだけ、思いの外ウェイターをやりたい人があまり居なくてね。だから俺とくるみちゃんもウェイターだから」
「え⁉︎ いや、私は裏方…」
隆盛も相悟を睨みつける
「くるみちゃんは実行委員の特権でキャラ選んでもいいよ? じゃあね」
今度こそ相悟は行ってしまった
隆盛をチラッと見ると相悟の後ろ姿を無表情で見ていたがくるみに向き直すと図書室まで送りますとつぶやいた
「あ、ありがとう」
荷物を持って菫にまたねと声をかけて教室を出た
図書室まで気まずい雰囲気のまま無言で歩くと鍵をあけて中に入る
くるみが窓を開けようとすると後ろから優しく抱きしめた
「隆盛?」
「くるみのコスチューム…絶対誰にも見せたくない」
「私も裏方だから一応コスプレなしで粘ってみるね…」
「エッチするんじゃなかった…前にも増して独占欲が強くなってる。宮澤がくるみに触れただけで怒りでおかしくなりそう」
「隆盛…」
くるみは振り返ると隆盛の目を見つめた
「私が好きなのは村瀬隆盛だけだよ。隆盛の不安がなくなるまで何度も言うよ?」
「くるみ…」
優しくキスをする
「そろそろ打ち合わせに行かねばなりません。岬先輩や他の男が来たら鍵をかけて下さい」
「いや、図書室利用者にそんな事出来ないよw 早く行ってらっしゃい」
隆盛は名残惜しそうにくるみの頬を撫でていたが、すぐ戻りますと図書室を後にした
(よしレポート書き上げるぞ!)
最後の追い込みで書き上げてついでに百年戦争についても少しだけ感想を付け加えた
「あ、髪になにか絡まっているよ」
「え、どこ?」
「取ってあげる」
相悟がくるみの頭に触れた瞬間、入り口にいた隆盛がすごい速さで近づき相悟の手を止めた
「後は僕がやりますから触らないで下さいね?」
「…」
「隆盛、そんな言い方ないでしょ。ゴミを取ろうとしてくれたのに」
くるみが嗜めるとすみませんと謝りつつ、相悟から距離を取らせる
「村瀬お前キャラ変わりすぎだなw」
「ずっと想いを寄せていた人が彼女になった訳ですから人格の一つや二つ変わって当然です。それにくるみは何故か悪い虫が付きやすいから気をつけないと…」
ちらっと相悟を見ると相悟はまいったとお手上げの仕草をした
「じゃあね、くるみちゃん」
相悟は立ち去ろうとしたが振り返った
「あと一つだけ、思いの外ウェイターをやりたい人があまり居なくてね。だから俺とくるみちゃんもウェイターだから」
「え⁉︎ いや、私は裏方…」
隆盛も相悟を睨みつける
「くるみちゃんは実行委員の特権でキャラ選んでもいいよ? じゃあね」
今度こそ相悟は行ってしまった
隆盛をチラッと見ると相悟の後ろ姿を無表情で見ていたがくるみに向き直すと図書室まで送りますとつぶやいた
「あ、ありがとう」
荷物を持って菫にまたねと声をかけて教室を出た
図書室まで気まずい雰囲気のまま無言で歩くと鍵をあけて中に入る
くるみが窓を開けようとすると後ろから優しく抱きしめた
「隆盛?」
「くるみのコスチューム…絶対誰にも見せたくない」
「私も裏方だから一応コスプレなしで粘ってみるね…」
「エッチするんじゃなかった…前にも増して独占欲が強くなってる。宮澤がくるみに触れただけで怒りでおかしくなりそう」
「隆盛…」
くるみは振り返ると隆盛の目を見つめた
「私が好きなのは村瀬隆盛だけだよ。隆盛の不安がなくなるまで何度も言うよ?」
「くるみ…」
優しくキスをする
「そろそろ打ち合わせに行かねばなりません。岬先輩や他の男が来たら鍵をかけて下さい」
「いや、図書室利用者にそんな事出来ないよw 早く行ってらっしゃい」
隆盛は名残惜しそうにくるみの頬を撫でていたが、すぐ戻りますと図書室を後にした
(よしレポート書き上げるぞ!)
最後の追い込みで書き上げてついでに百年戦争についても少しだけ感想を付け加えた