彼女の恋愛
第15章 マーくんと彼女
(その時は家の空気が最悪だったからマーくんに帰って欲しくなくて抱きついて困らせたな…あれ、マーくんの名前ってなんだっけ?)
悶々と考えていたが布団の暖かさに次第にまぶたはくっ付いていつの間にか眠ってしまった
気がつくと見覚えのある家の玄関に立っていた
ドアを開けると近所の子供達が遊んでいる
くるみちゃん遊ぼうー!と誘われるのをうまく断りタバコ屋さんの角を曲がると一軒の家の前に着く
「マーくん!遊ぼう」
外から中に聞こえるように大きな声で叫ぶとガラっと2階の窓が開く
「くーちゃん…兄ちゃんは今から勉強しなきゃいけないから他の子と遊びなさい!」
「やだ!マーくんと遊びたい…折り紙おって!」
「だから〜遊べないって!俺、高2だよ?くーちゃん6歳でしょ? 変な風に思われちゃうし、お友達も出来ないよ」
「変な風に思われてもいいよ?マーくんのお嫁さんになるから」
「…そんなこと簡単に言ったらダメだよ。それはくーちゃんにいい人が出来た時に言ってあげな」
「ちゃんと真剣に考えてるもん!マーくん、くるみをお人形さんみたいな花嫁さんにして!」
「くーちゃんがいい女になったらな」
ニッと笑ってピシャッと窓を閉められる
「え〜、それっていつ⁉︎ 」
窓に向かってまた叫ぶが返事はない
「マーくん!マーくん!」
(…夢か)
くるみは起きると顔を洗って歯を磨きながら先ほどの夢を思い返した
(マーくん、元気かな。今頃何やってんだろう)
いつもの様にお弁当を作りながら朝食の準備をして、妹たちを起こし支度を整えてエントランスに降りると隆盛が待っていた
「おはよう、隆盛」
「おはようございます」
「今日も待っててくれてありがとう!」
「僕が勝手にやっているだけなので…」
「はい、今日のお弁当!」
「…いつもすみません。くるみのおかげで昼飯が待ち遠しくなりました」
「こんな事で喜んでくれるの嬉しいよ」
「くるみ、土曜日暇ですか?」
「なんで?」
「お弁当のお礼がしたくて…どこか遊び行きませんか?」
「それって…デート?」
「…嫌なら」
「嫌じゃないよw どこに行く?」
「くるみは好きな場所はありますか?」
「う〜ん、好きな場所…水族館とか好きかな」
「水族館ですか?」
悶々と考えていたが布団の暖かさに次第にまぶたはくっ付いていつの間にか眠ってしまった
気がつくと見覚えのある家の玄関に立っていた
ドアを開けると近所の子供達が遊んでいる
くるみちゃん遊ぼうー!と誘われるのをうまく断りタバコ屋さんの角を曲がると一軒の家の前に着く
「マーくん!遊ぼう」
外から中に聞こえるように大きな声で叫ぶとガラっと2階の窓が開く
「くーちゃん…兄ちゃんは今から勉強しなきゃいけないから他の子と遊びなさい!」
「やだ!マーくんと遊びたい…折り紙おって!」
「だから〜遊べないって!俺、高2だよ?くーちゃん6歳でしょ? 変な風に思われちゃうし、お友達も出来ないよ」
「変な風に思われてもいいよ?マーくんのお嫁さんになるから」
「…そんなこと簡単に言ったらダメだよ。それはくーちゃんにいい人が出来た時に言ってあげな」
「ちゃんと真剣に考えてるもん!マーくん、くるみをお人形さんみたいな花嫁さんにして!」
「くーちゃんがいい女になったらな」
ニッと笑ってピシャッと窓を閉められる
「え〜、それっていつ⁉︎ 」
窓に向かってまた叫ぶが返事はない
「マーくん!マーくん!」
(…夢か)
くるみは起きると顔を洗って歯を磨きながら先ほどの夢を思い返した
(マーくん、元気かな。今頃何やってんだろう)
いつもの様にお弁当を作りながら朝食の準備をして、妹たちを起こし支度を整えてエントランスに降りると隆盛が待っていた
「おはよう、隆盛」
「おはようございます」
「今日も待っててくれてありがとう!」
「僕が勝手にやっているだけなので…」
「はい、今日のお弁当!」
「…いつもすみません。くるみのおかげで昼飯が待ち遠しくなりました」
「こんな事で喜んでくれるの嬉しいよ」
「くるみ、土曜日暇ですか?」
「なんで?」
「お弁当のお礼がしたくて…どこか遊び行きませんか?」
「それって…デート?」
「…嫌なら」
「嫌じゃないよw どこに行く?」
「くるみは好きな場所はありますか?」
「う〜ん、好きな場所…水族館とか好きかな」
「水族館ですか?」