彼女の恋愛
第15章 マーくんと彼女
小島が保健室を出ようとすると隆盛が青ざめた表情で慌ただしく入ってきた
「はぁはぁ…っ、小島先生!くるみは?」
「村瀬、廊下を走るな。森野は仮病だからピンピンしてるぞ」
「仮病?」
くるみはムッとして言い返す
「仮病じゃありません!過度なストレスで胃が痛くなったんです!」
「そうか?お大事にな」
フッと笑って小島は保健室を後にした
隆盛はくるみに近づくとギュっと抱きしめた
「矢川からくるみが保健室で寝ていると聞いて血の気が失せました…本当に何処も痛くないですか?」
「小島先生に会いたくなくてサボっちゃった…心配かけてごめんね」
「なんで先生に会いたくなかったんです?」
「いちゃもんつけて指輪を没収されたんだよ」
「? でも指輪してますよ?」
左手を見ると確かに指輪ははまっていた
「あれ?本当だ。でも確かに没収されて…なんでだろう」
「…」
隆盛はくるみの左手の指輪を外してハンカチを出し、キュッキュと拭くともう一度つけ直した
「これでよし…この指輪は俺がはめてこそ意味があるので」
「でもなんで急に返してくれたんだろう…まぁ、いっか」
「学校ではつけないほうが良いのかもしれませんね…」
「う〜ん、付けたり外したりだと失くしそう…あ、チェーンに通してネックレスにしようかな。そしたら見つからなさそう」
「放課後、買いに行きますか?」
「うんと言いたいんだけど…授業サボった罰で2時間補修。しかも1週間毎日だって」
「…抗議してきます」
「ううん、授業サボったのは私がいけないから。それに隆盛とお揃いの指輪が戻ればそれでいいし」
言いながら上履きを履いて立ち上がると隆盛はもう一度どくるみを抱きしめて頭に顎を乗せた
「くるみがそう言うなら…でもサボりはダメですよ」
「あれ?昨日一緒にサボってエッチしたの誰だっけ?」
「…あれは特別」
軽くキスをして保健室を後にした
教室に戻ると菫が心配して声をかけてきた
「つわり大丈夫?」
「大丈…って、つわりじゃないし!」
「冗談だよ♡ それより小島っちゃん来たでしょ?」
「うん」
「くるみの事、ちょー心配してたんだよ。で、授業も終業チャイム15分くらい前に後は自習!って走っていったし」
「そうだったんだ…。(悪いこと言ったかな)」
「まぁ治って良かったじゃん」
「はぁはぁ…っ、小島先生!くるみは?」
「村瀬、廊下を走るな。森野は仮病だからピンピンしてるぞ」
「仮病?」
くるみはムッとして言い返す
「仮病じゃありません!過度なストレスで胃が痛くなったんです!」
「そうか?お大事にな」
フッと笑って小島は保健室を後にした
隆盛はくるみに近づくとギュっと抱きしめた
「矢川からくるみが保健室で寝ていると聞いて血の気が失せました…本当に何処も痛くないですか?」
「小島先生に会いたくなくてサボっちゃった…心配かけてごめんね」
「なんで先生に会いたくなかったんです?」
「いちゃもんつけて指輪を没収されたんだよ」
「? でも指輪してますよ?」
左手を見ると確かに指輪ははまっていた
「あれ?本当だ。でも確かに没収されて…なんでだろう」
「…」
隆盛はくるみの左手の指輪を外してハンカチを出し、キュッキュと拭くともう一度つけ直した
「これでよし…この指輪は俺がはめてこそ意味があるので」
「でもなんで急に返してくれたんだろう…まぁ、いっか」
「学校ではつけないほうが良いのかもしれませんね…」
「う〜ん、付けたり外したりだと失くしそう…あ、チェーンに通してネックレスにしようかな。そしたら見つからなさそう」
「放課後、買いに行きますか?」
「うんと言いたいんだけど…授業サボった罰で2時間補修。しかも1週間毎日だって」
「…抗議してきます」
「ううん、授業サボったのは私がいけないから。それに隆盛とお揃いの指輪が戻ればそれでいいし」
言いながら上履きを履いて立ち上がると隆盛はもう一度どくるみを抱きしめて頭に顎を乗せた
「くるみがそう言うなら…でもサボりはダメですよ」
「あれ?昨日一緒にサボってエッチしたの誰だっけ?」
「…あれは特別」
軽くキスをして保健室を後にした
教室に戻ると菫が心配して声をかけてきた
「つわり大丈夫?」
「大丈…って、つわりじゃないし!」
「冗談だよ♡ それより小島っちゃん来たでしょ?」
「うん」
「くるみの事、ちょー心配してたんだよ。で、授業も終業チャイム15分くらい前に後は自習!って走っていったし」
「そうだったんだ…。(悪いこと言ったかな)」
「まぁ治って良かったじゃん」