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彼女の恋愛

第6章 急展開な彼女

じゃあ始めようかと陽とくるみは真面目に勉強した

しばらく経って時計をみた

「そろそろ帰らないと…」

「もうこんな時間か!じゃあ送っていくよ」

「大丈夫だよ!陽も自分の勉強あるでしょ?」

「送るぐらいなんて事ないよ」

二人は学校を出てくるみの家に向かった

「日曜って予定ある?」

「日曜はお母さんが休みだから大丈夫だよ」

「じゃあ俺ん家で勉強する?」

「え?」

「残念ながら兄貴が居るから二人っきりではないけど♡」

「お兄さん居るんだ」

「うん。2つ違いで岡校に通ってる」

「男子校なんだね!」

たわいもない話をしながら家の前で別れた

いつもと同じように陽の後ろ姿が見えなくなるまで見送った後にくるみは悩んだ

(週末何着て行こう…菫に相談しよ)


翌日

「くるみ おはよ〜」

「菫!待ってたよ!」

「なに朝からw どうしたの〜?」

「ちょっと来て!」

陽に聞こえないようにベランダに出た

「週末に陽の家で勉強することになっ…」

「わかった♡ エッチの相談でしょ!初めてで痛くても多少は喘ぎ声を出したほうが…」

「…違うよ?お家の人もいるし」

「…じゃあ何の相談よ〜」

「何着て行こうか悩んでるの」

「「…」」

「普段着でよくな〜い?」

「あ!なにそのどうでもいい感じ」

「実際どうでもいいも〜ん」

「神様菫様! お告げを!お情けを!」

「うむ…絶対ミニスカにするべし!」

「ミニスカ?さすがにちょっと…」

スタスタ教室に戻ろうとする菫

「待って待って!口答えして申し訳ございません!トップスは如何致しましょうか?」

「ん〜ブラウス!薄めの柄なし!」

「そのこころは?」

「くるみがドジるとエッチに繋がる確率高〜い!」

「そんな相談してないよー!人選間違えた!」

「なによ!その言い草は〜!せっかく矢川の為を思って助言したのに〜」

「陽の為?」

「仮付き合いって抑制されてるから迂闊に手も出せないでしょ?だからたまにはくるみから誘ってあげるのも…」

「だからうちらは勉強をするんだってば!」

くるみの声が大きくなる

菫はニヤニヤしながら言った

「わかったよ〜 一緒に考えるから怒らないの〜」

「…怒ってないよ」

「エッチの時は今より少し声抑えて…」

すみれ〜!!とくるみの声が教室みんなに聞こえた

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