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彼女の恋愛

第16章 日常的な彼女

「むつみした事あるよ?」

またもや一同ポカーンとなる

「だ、誰と⁉︎」

くるみが聞くとむつみはにっこり笑って答えた

「内緒!」

その後くるみとなつみが問いただすも頑なに答えずご馳走様〜と皿を片付けて逃げていった

食後の片付けをして部屋で隆盛と過ごしていると創に断りの連絡を入れていない事に気がついた

「あ、後で創先輩に断りの連絡しなきゃ…」

「…今してもいいですよ」

「なにその信用ない感じ!」

「信用していますが、強く言い切られると断りにくいでしょ?俺が代わりに言ってもいいですよ」

「自分で言えるもん!」

くるみは携帯で創に連絡をした

何コールかかけた後にはい!と明るい声が聞こえた

「くるみちゃん?どうしたの?」

「先輩、急にすみません。いま大丈夫ですか?」

「全然大丈夫だよ。どうしたの?」

創の声を聞いて断りづらくなったが勇気を出して話しかける

「日曜日の件ですが…」

「ああ!俺もくるみちゃんに聞こうと思ってたんだ。何時?」

「あの、それがですね…」

「ごめん、ちょっと待ってて!(レナー、うるさいよ?電話が聞こえない)」

「取り込み中ですか?」

「いや、大丈夫だよ!で、何時だっけ?」

「それが中止になりまして…」

「ええ!そうなの?」

「はい、こちらからお願いしたのにすみません…」

「じゃあ遊びに来る件もダメかな?」

「…ごめんなさい。やっぱり隆盛に隠し事とかしたくなくて」

近くで聞き耳をたてていたが、はっきり断ったくるみに嬉しくなり近くによっておデコにキスをした

「そうだよね…そっか〜」

残念そうな創の声を聞いてくるみは罪悪感で一杯になった

「先輩のお役に立てなくて本当にごめんなさい」

その隣でおデコにキスをしていた隆盛が一所懸命に謝るくるみに何となくモヤモヤしてイタズラを始めた

ベッドに腰をかけていたくるみの後ろに回り首筋にキスをしながら胸を思いっきり揉み始めた

「はっ、ん!」

「どうしたの?」

「ごめんなさい…くしゃみが出そうになって」

言い訳をしながら片手で隆盛の手を払うが全く効かない

「大丈夫〜?もうすぐ冬だし気温も下がってるからね」

「大丈夫です…あっの、本当にすみません」

「いいよ、そんなに謝らなくて!妹さん仲直り出来たの?」

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