彼女の恋愛
第16章 日常的な彼女
「バカな事言ってないで入るか、帰るかすれば?」
相悟が冷たく言い放つと陽はムカつく!と言いながら机に飲み物を置いてくるみを引っ張り奥に座らせると隣に腰を下ろした
「くるみは牛乳だろ? 相悟は水でブスはお茶でいいだろ」
「もう、菫が聞いたら怒るよ? あ…」
お弁当の入ったミニバッグを開けると隆盛の分が入っていた
(これどうしよう。勿体無いけど2つは食べれないし…)
「陽と相悟くんはお弁当?」
「俺はお弁当」
「パンだけど?」
陽がコンビニで買った袋を見せるとくるみは隆盛のお弁当を渡した
「これ隆盛に渡すはずだったんだけど今日はお休みしているから良かったら食べない?」
「マジ⁉︎ いいの?」
「棄てるのは勿体無いし、パンは後でも食べれるかなって思って」
「うわー!マジ嬉しい。サンキュー!」
陽が受け取ろうとすると相悟がすっと手を止めた
「俺の弁当やるから交換しよう」
「はぁ?やだよ」
「そうか…ね、くるみちゃん。実は陽ね…」
「おい!なに言おうとしてんだよ」
「小学4年生の体育の授業中にね」
「やーめーろぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
陽は大きな声で制止するとくるみのお弁当を素直に渡した
「脅迫とか人が悪いぞ!…くるみの弁当なんて俺も食った事ないのに」
「ご飯は何度か食べた事あるでしょ?」
「弁当とは違うし…」
いじける陽には目もくれず相悟はお弁当の蓋をそっとあけると少しはにかんだ
「今日は純和風にしてみたの。お口に合うかわからないけど…」
「いただきます」
肉団子を箸で上手に切って口元に運ぶ仕草は実に上品でくるみはその仕草にしばし見とれた
一口食べた相悟は静かに目を閉じて一言つぶやいた
「…すごく美味しい。村瀬が羨ましいな…」
「相悟くん、大袈裟だよw でもありがとう」
「どれ? あ、確かに美味いね」
相悟の弁当を食べながらひょいっと肉団子を摘んで口に入れた陽を汚い者を見るかの様に冷ややかな目線を送る相悟
「陽…これまで何度か喧嘩してきたけど今ほど苛ついた事はないよ」
「はっ!おかずの1つや2つでギャーギャーうるせーよ!」
二人で喧嘩を始めた時に菫が何をやってんのと呆れながら合流した
「くるみちゃんのおかげでメニューは決まったから後はコスチュームだけど…」
相悟が冷たく言い放つと陽はムカつく!と言いながら机に飲み物を置いてくるみを引っ張り奥に座らせると隣に腰を下ろした
「くるみは牛乳だろ? 相悟は水でブスはお茶でいいだろ」
「もう、菫が聞いたら怒るよ? あ…」
お弁当の入ったミニバッグを開けると隆盛の分が入っていた
(これどうしよう。勿体無いけど2つは食べれないし…)
「陽と相悟くんはお弁当?」
「俺はお弁当」
「パンだけど?」
陽がコンビニで買った袋を見せるとくるみは隆盛のお弁当を渡した
「これ隆盛に渡すはずだったんだけど今日はお休みしているから良かったら食べない?」
「マジ⁉︎ いいの?」
「棄てるのは勿体無いし、パンは後でも食べれるかなって思って」
「うわー!マジ嬉しい。サンキュー!」
陽が受け取ろうとすると相悟がすっと手を止めた
「俺の弁当やるから交換しよう」
「はぁ?やだよ」
「そうか…ね、くるみちゃん。実は陽ね…」
「おい!なに言おうとしてんだよ」
「小学4年生の体育の授業中にね」
「やーめーろぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
陽は大きな声で制止するとくるみのお弁当を素直に渡した
「脅迫とか人が悪いぞ!…くるみの弁当なんて俺も食った事ないのに」
「ご飯は何度か食べた事あるでしょ?」
「弁当とは違うし…」
いじける陽には目もくれず相悟はお弁当の蓋をそっとあけると少しはにかんだ
「今日は純和風にしてみたの。お口に合うかわからないけど…」
「いただきます」
肉団子を箸で上手に切って口元に運ぶ仕草は実に上品でくるみはその仕草にしばし見とれた
一口食べた相悟は静かに目を閉じて一言つぶやいた
「…すごく美味しい。村瀬が羨ましいな…」
「相悟くん、大袈裟だよw でもありがとう」
「どれ? あ、確かに美味いね」
相悟の弁当を食べながらひょいっと肉団子を摘んで口に入れた陽を汚い者を見るかの様に冷ややかな目線を送る相悟
「陽…これまで何度か喧嘩してきたけど今ほど苛ついた事はないよ」
「はっ!おかずの1つや2つでギャーギャーうるせーよ!」
二人で喧嘩を始めた時に菫が何をやってんのと呆れながら合流した
「くるみちゃんのおかげでメニューは決まったから後はコスチュームだけど…」