テキストサイズ

彼女の恋愛

第17章 不思議の国の彼女

「んっぁ…マーくんが意地悪しなかったら…っいる」

「わかった」

芋虫は安心したように腰を引くと思いっきり打ち付けた

「やっあぁ! あっん…んぁ…」

あまりの激しさに喘ぐ声も苦しくなる

「っ…! くるみ、好きだっ」

「あっ…、ん…うん」

くるみの両手を拘束しながらガンガン腰を振り続ける

「あっあっあ…イッちゃぁ」

「はぁっ…っ、いけ」

「ん〜っぁっあ!」

くるみがガクっと痙攣すると芋虫は一瞬嬉しそうな顔をしたが、すぐ眉間に皺がよる

「っ…俺もいく」

更に激しく動きやがてくるみの上に覆いかぶさるようにしがみ付いた

くるみの中でドクッドクッと芋虫のものが脈を打っている

「…はぁっ…はぁ、中に出したのっ?」

「…悪かったな…妊娠はしないから安心しろ」

「…っ、そうじゃなくて…私、中出し…初めてだったから」

息を整えながら話し終えると芋虫はくるみの頭、おでこ、頰とキスし唇に優しくキスをした

ゆっくり動いて芋虫は男根を抜くとくるみの秘部から白濁色の液体がヌルっと垂れてきた

「いやらしいな」

芋虫はパチンと指を鳴らすと辺りは森に変わり、くるみの体もいつの間にか綺麗にワンピースに戻っていた

「こっちにおいで」

芋虫は葉っぱのベッドに横たわり、その隣にくるみを寝かせた

「お前とずっとこうしたかった」

「それは本物のマーくんが?」

「ああ。俺達は現実には存在しないが総監督によって形成されているからな…本編のキャラの意思も多少は組まれている」

「…なんでもアリなんだね」

「…ワンダーランドだからな」

芋虫はパチンと指を鳴らすといつの間に枕とクッションと掛物が現れ、掌にキセルが落ちてきた

「マーくん、吸い過ぎ良くないよ?」

「これはハッカだよ。吸うか」

「縁日にあるハッカパイプみたいなやつ?」

くるみは恐る恐る吸ってみると喉がスースーした

「確かにこれなら害なさそうだけど、やっぱり吸い過ぎはだめ」

「お前がずっと隣に居てくれるなら吸わない」

くるみが困った様な顔をすると芋虫は何も言わずキスをする

ハッカ味のキスは気まずい空気も爽やかにした

「疲れたろ? 一緒に寝よう」

芋虫はキセルを置いてくるみを後ろから抱きしめる様に眠った

くるみも疲れで次第に瞼が重くなり、いつしか眠りについた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ