彼女の恋愛
第17章 不思議の国の彼女
「すごいんですね!」
「しかし連続使用や高度な魔法を使われるとこの様に身体がついていかず倒れてしまわれるのであまり無理な事は…」
しばらく歩くと城から少し離れた森の中に一軒の家が見えてきた
「葛西さん、あそこですか?」
「はい。もう何年も戻っていないので酷い有様ですが、牢屋よりはましかと…」
中を開けて入ると少し埃っぽいが綺麗に整頓されていてとても男の部屋には思えなかった
「何年も帰っていない割にはとても綺麗ですね!さすが葛西さんです」
「いえ、この様な場所で申し訳ありません…」
褒められた事で顔を真っ赤にして伏せながらユニコーンを2階の寝室に寝かせにいった
くるみはその間に窓を開けて雑巾を探すと洗って固く絞り床を拭き始めた
ユニコーンを寝かせて戻った白の騎士は床を拭くくるみに驚き、慌てて駆け寄ろうとした
「くるみ様!おやめ下さい!」
「あっ、きゃあ!」
くるみの持っていた雑巾を取ろうとしてバランスを崩した白の騎士はくるみを押し倒す形で転んだ
「か、葛西さん」
「くるみ様…申し訳ありません」
顔を真っ赤にしながら慌てて立ち上がり、くるみに手を貸して引っ張り起こす
「お怪我はございませんか?」
「は、はい!ありません」
2人の間にしばし気まずい空気が流れたが、掃除をやりたがるくるみに白の騎士が根負けして2人で簡単な掃除を始めた
「そういえば葛西さんは赤の騎士に捕まっていたんですよね?どんな人なんです?」
ハタキをパタパタしながら話しかけるくるみ
「赤の騎士はこの世界のオリジナルなのでくるみ様はご存知ないと思います。ライオン様に取り入るいけ好かない兵士が居たので注意して見張っていたら忍び込んだ赤の騎士だとわかりました。それを報告しようとしたところ策にはまり幽閉されていたのです」
「じゃあシュンさんはその人が赤の騎士だと知らないんですか?」
「ライオン様はご存知ないと思います。わかっていればユニコーン様を追い出す様な真似はされませんので…」
「でも追い出すにしても戦争を起こすなんてやり過ぎ…」
「それは本当ですか⁉︎」
テーブルを拭いていた白の騎士はいつのまにか近づきガシッとくるみの両肩を掴んでガシガシ降った
「ライオン様が⁉︎戦争を⁉︎」
「か、葛西さんっ…!落ちついて」
「しかし連続使用や高度な魔法を使われるとこの様に身体がついていかず倒れてしまわれるのであまり無理な事は…」
しばらく歩くと城から少し離れた森の中に一軒の家が見えてきた
「葛西さん、あそこですか?」
「はい。もう何年も戻っていないので酷い有様ですが、牢屋よりはましかと…」
中を開けて入ると少し埃っぽいが綺麗に整頓されていてとても男の部屋には思えなかった
「何年も帰っていない割にはとても綺麗ですね!さすが葛西さんです」
「いえ、この様な場所で申し訳ありません…」
褒められた事で顔を真っ赤にして伏せながらユニコーンを2階の寝室に寝かせにいった
くるみはその間に窓を開けて雑巾を探すと洗って固く絞り床を拭き始めた
ユニコーンを寝かせて戻った白の騎士は床を拭くくるみに驚き、慌てて駆け寄ろうとした
「くるみ様!おやめ下さい!」
「あっ、きゃあ!」
くるみの持っていた雑巾を取ろうとしてバランスを崩した白の騎士はくるみを押し倒す形で転んだ
「か、葛西さん」
「くるみ様…申し訳ありません」
顔を真っ赤にしながら慌てて立ち上がり、くるみに手を貸して引っ張り起こす
「お怪我はございませんか?」
「は、はい!ありません」
2人の間にしばし気まずい空気が流れたが、掃除をやりたがるくるみに白の騎士が根負けして2人で簡単な掃除を始めた
「そういえば葛西さんは赤の騎士に捕まっていたんですよね?どんな人なんです?」
ハタキをパタパタしながら話しかけるくるみ
「赤の騎士はこの世界のオリジナルなのでくるみ様はご存知ないと思います。ライオン様に取り入るいけ好かない兵士が居たので注意して見張っていたら忍び込んだ赤の騎士だとわかりました。それを報告しようとしたところ策にはまり幽閉されていたのです」
「じゃあシュンさんはその人が赤の騎士だと知らないんですか?」
「ライオン様はご存知ないと思います。わかっていればユニコーン様を追い出す様な真似はされませんので…」
「でも追い出すにしても戦争を起こすなんてやり過ぎ…」
「それは本当ですか⁉︎」
テーブルを拭いていた白の騎士はいつのまにか近づきガシッとくるみの両肩を掴んでガシガシ降った
「ライオン様が⁉︎戦争を⁉︎」
「か、葛西さんっ…!落ちついて」