彼女の恋愛
第17章 不思議の国の彼女
くるみの苦しそうな声を聞いてパッと手を離し、申し訳ありませんと謝った
「グズグズしていられない…このままだと白の城は奴に支配されてしまう」
「でも葛西さん…どうするんです? シュンさんは向こうにいるから話も出来ないし」
「僕に考えがあるよ」
上からユニコーンが降りてきた
「ユニコーン様!もう少しお休みになられませんと」
「こっちの世界でまでくるみちゃんに心配されたくないし、世界最強の魔法使いだってかっこいいところ見せないと」
ヘラっと笑ってウィンクをするが白の騎士は怖い顔をしている
「白の騎士、ライオンは赤の騎士に操られている」
「…私がやすやすと幽閉されたばかりに」
ぐっと握る拳からはギリギリと音が聞こえた
「赤の騎士の目的は僕たちがつぶした赤の城の復讐といずれはライオンも消してあのエリアの領主になることだろう。そこで邪魔なのは僕と白の騎士だったが、今はおそらく別の目的があるはずだ」
チラっとくるみをみて話を続ける
「くるみちゃんを助けに行った時に聞いたんだ。娘は何があっても城から出すなって…たぶんくるみちゃんを手中に収めてこの世界を手に入れるつもりなんじゃない?」
「しかしヤツは魔法も使えないのでは?」
「やつが何を考えているかはわからないけど確かなのは俺たち3人を捉えたい事だ。だから3人それぞれ別の方向に現れて城内を撹乱し隙をついてライオンを正気に戻す」
懐から小瓶を取り出した
「これをライオンに飲ませるんだ」
「しかしくるみ様を危険な目に合わせるのは…」
「確かにそうだな…じゃあ手っ取り早くいま僕とエッチして次に進む?」
ユニコーンにストレートに言われてくるみは真っ赤になって首を横に振った
「私はエッチとか…あ、創先輩が嫌なんじゃなくて…」
ぷしゅーと音が鳴るように真っ赤になるくるみをみて白の騎士とユニコーンはプッと笑い出した
「はは、冗談だよ! でも事が終わったらライオンより僕を選んでね?」
フッと優しく笑われてくるみは心臓が張り裂けそうになった
「少し休んだら決行しよう」
「そういえば疑問なんですけど…この世界は葉っぱの色で時間が決まるんですよね? 白のお城にいた時にずっと暗かったんですけど朝になる事とかあるんですか?」
「暗い事が多いかな。祝い事や明るいほうがいい時は頼んで変えてもらうけど…」
「グズグズしていられない…このままだと白の城は奴に支配されてしまう」
「でも葛西さん…どうするんです? シュンさんは向こうにいるから話も出来ないし」
「僕に考えがあるよ」
上からユニコーンが降りてきた
「ユニコーン様!もう少しお休みになられませんと」
「こっちの世界でまでくるみちゃんに心配されたくないし、世界最強の魔法使いだってかっこいいところ見せないと」
ヘラっと笑ってウィンクをするが白の騎士は怖い顔をしている
「白の騎士、ライオンは赤の騎士に操られている」
「…私がやすやすと幽閉されたばかりに」
ぐっと握る拳からはギリギリと音が聞こえた
「赤の騎士の目的は僕たちがつぶした赤の城の復讐といずれはライオンも消してあのエリアの領主になることだろう。そこで邪魔なのは僕と白の騎士だったが、今はおそらく別の目的があるはずだ」
チラっとくるみをみて話を続ける
「くるみちゃんを助けに行った時に聞いたんだ。娘は何があっても城から出すなって…たぶんくるみちゃんを手中に収めてこの世界を手に入れるつもりなんじゃない?」
「しかしヤツは魔法も使えないのでは?」
「やつが何を考えているかはわからないけど確かなのは俺たち3人を捉えたい事だ。だから3人それぞれ別の方向に現れて城内を撹乱し隙をついてライオンを正気に戻す」
懐から小瓶を取り出した
「これをライオンに飲ませるんだ」
「しかしくるみ様を危険な目に合わせるのは…」
「確かにそうだな…じゃあ手っ取り早くいま僕とエッチして次に進む?」
ユニコーンにストレートに言われてくるみは真っ赤になって首を横に振った
「私はエッチとか…あ、創先輩が嫌なんじゃなくて…」
ぷしゅーと音が鳴るように真っ赤になるくるみをみて白の騎士とユニコーンはプッと笑い出した
「はは、冗談だよ! でも事が終わったらライオンより僕を選んでね?」
フッと優しく笑われてくるみは心臓が張り裂けそうになった
「少し休んだら決行しよう」
「そういえば疑問なんですけど…この世界は葉っぱの色で時間が決まるんですよね? 白のお城にいた時にずっと暗かったんですけど朝になる事とかあるんですか?」
「暗い事が多いかな。祝い事や明るいほうがいい時は頼んで変えてもらうけど…」