彼女の恋愛
第17章 不思議の国の彼女
パチッとウィンクをするとさてさて〜とダイニングから出て行った
(ど、どうしよう…誰がいいとか決められないよ!)
ドギマギしながら椅子から立ち上がろうとするとテーブルにぶつかってカップの紅茶がスカートの裾に溢れた
(いけない!なにか拭くものは…)
キッチンに入って布巾を濡らすと零したテーブルを拭いて済んだ食器を下げた
(洗いものする前にワンピースのシミを取った方がいいかな…一張羅だし)
洗面所を探して見つけると紅茶を零したところを水で洗うが、少しシミっぽくなかなか落ちない
(一回脱いでから石鹸で洗ってみるか…)
エプロンを外してワンピを脱ぐとポケットの部分に膨らみを感じた
(なんだろ?)
ポケットに手を入れるとペンとメモ帳が出てきた
(あ!マーくんにもらったメモ帳だ…前に図書室でもしたようにメモ帳に書いてみれば誰とエッチしたいか整理出来るかな)
ぼんやり考えながらワンピースのシミを落としていると急に脱衣所のドアが開いた
「きゃっ!入ってます」
くるみの目先には兵士の格好をした見知らぬ男が居て、くるみを見ると大声で叫んだ
「報告! 目標を発見!!」
それを聞いて足音が増えたのでくるみは慌てて隠れようとするが兵士に手を掴まれている
「離して下さい!」
「何処へ行く!!」
すると、多くの兵士と見知ったライオンの兜をかぶったシュンの姿が現れた
「わお♡ ずいぶん刺激的な姿だね」
「シ、シュンさん…」
「この子は俺がエスコートする、お前たちは他の者を捕らえよ」
「ハッ!」
去る兵士達だが先ほど手を掴んだ兵士をシュンが呼び止める
「あ、君さ。この子に触ってたよね?」
「ハッ!逃げ出そうとしたので止むを得ず手を掴みました!」
「うんうん、なるほど…じゃあ、死刑!この者をハートの城へ」
シュンが言い放つと後ろから兵士がやってきて手を掴んだ兵士を引っ捕らえる
「そんな…シュンさん、死刑なんてやめてください!」
「くるみちゃん、俺はこれでも怒ってるんだよ?優秀だった騎士は雲隠れ、弟は反抗期、君は逃げ出す始末…」
グッと顎を持ち上げ冷たい眼差しでくるみを見つめる
「でも今日で全て解決する気がするよ、まずは君の確保から。今度は逃げ出せないように厳重に閉じ込めないと…」
「シュンさん!話を聞いてくださ」
(ど、どうしよう…誰がいいとか決められないよ!)
ドギマギしながら椅子から立ち上がろうとするとテーブルにぶつかってカップの紅茶がスカートの裾に溢れた
(いけない!なにか拭くものは…)
キッチンに入って布巾を濡らすと零したテーブルを拭いて済んだ食器を下げた
(洗いものする前にワンピースのシミを取った方がいいかな…一張羅だし)
洗面所を探して見つけると紅茶を零したところを水で洗うが、少しシミっぽくなかなか落ちない
(一回脱いでから石鹸で洗ってみるか…)
エプロンを外してワンピを脱ぐとポケットの部分に膨らみを感じた
(なんだろ?)
ポケットに手を入れるとペンとメモ帳が出てきた
(あ!マーくんにもらったメモ帳だ…前に図書室でもしたようにメモ帳に書いてみれば誰とエッチしたいか整理出来るかな)
ぼんやり考えながらワンピースのシミを落としていると急に脱衣所のドアが開いた
「きゃっ!入ってます」
くるみの目先には兵士の格好をした見知らぬ男が居て、くるみを見ると大声で叫んだ
「報告! 目標を発見!!」
それを聞いて足音が増えたのでくるみは慌てて隠れようとするが兵士に手を掴まれている
「離して下さい!」
「何処へ行く!!」
すると、多くの兵士と見知ったライオンの兜をかぶったシュンの姿が現れた
「わお♡ ずいぶん刺激的な姿だね」
「シ、シュンさん…」
「この子は俺がエスコートする、お前たちは他の者を捕らえよ」
「ハッ!」
去る兵士達だが先ほど手を掴んだ兵士をシュンが呼び止める
「あ、君さ。この子に触ってたよね?」
「ハッ!逃げ出そうとしたので止むを得ず手を掴みました!」
「うんうん、なるほど…じゃあ、死刑!この者をハートの城へ」
シュンが言い放つと後ろから兵士がやってきて手を掴んだ兵士を引っ捕らえる
「そんな…シュンさん、死刑なんてやめてください!」
「くるみちゃん、俺はこれでも怒ってるんだよ?優秀だった騎士は雲隠れ、弟は反抗期、君は逃げ出す始末…」
グッと顎を持ち上げ冷たい眼差しでくるみを見つめる
「でも今日で全て解決する気がするよ、まずは君の確保から。今度は逃げ出せないように厳重に閉じ込めないと…」
「シュンさん!話を聞いてくださ」