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「花火大会はダブルデートしよ〜♡」

「一緒でいいの？」

「相悟ったら面倒臭いとかいうの〜 でも矢川も一緒なら来るっしょ！」

「相悟くん大丈夫なの？」

「人混みが嫌いなんだよね〜」

帰り道に久しぶりにカフェに寄ってガールズトークをしている

「ね！ で、どうやって付き合うことになったの〜？」

くるみは話そうか悩んだがざっくり説明した

「え！じゃあエッチしたの？」

「う、うん」

「…」

菫が唖然としている

「やだ！菫、そんな目で見ないで！」

「ねぇ…くるみさぁ、初めてって痛い〜？」

「う〜ん、ちょっと痛かったけどすぐに慣れたかな」

「そうなんだ…」

「菫は経験したことあるの？」

「…実は私バージンなんだよね〜」

「そうなんだ！」

「兄貴達の影響で知識は豊富なのと、見た目の派手さでなかなかバージンだと思われないんだ〜それが悩みでもあるんだけど〜」

「相悟くんとはどうなの？」

「あの人、頭撫でたり、手繋いだりはするけどキスのタイミングがバッチリの時もはぐらかされちゃうんだ」

「キスなら菫からしちゃえば？」

「1回思ったけどそれで嫌われたらと思うと…」

「う〜ん、確かに立ち直れないね」

「くるみが羨ましいな、矢川はアホだけど自分の事好きだって気持ちがストレートだから安心するじゃん。体の相性もいいんでしょw?」

「でも初体験でバックでするとは思わなかった」

「なにそれ！聞いてない〜」

「言わなかったっけ？」

「矢川マジ張り切りすぎ！」

「陽に言っちゃダメだからね！」

「で、どうだった？」

「う〜ん、私は普通がいいかも。なんか奥まで当たり過ぎてお腹痛くて」

「そうなんだ〜！どんな感じなんだろ〜」

こうしてガールズトークはお開きになった

スーパーで夕飯の買い物をして歩いていると見知った人物を見かける

「村瀬くん！いま帰り？」

「奇遇ですね」

村瀬はチラッとくるみの買い物袋に目をやった

「あ、これは晩御飯の材料なの」

「知っています」

「え？」

「あなたが学校帰りに夕飯の買い物をすることを」

「な、なんで？」

「僕の家はあなたの近所なので…妹さんを連れているのも見かけます」

「そうだったんだ！どの辺なの？」

「…村瀬書道教室です」

「あ！角のところの」