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彼女の恋愛

第8章 夏休みの彼女

「ねー兄貴達が変態だから友達も変態っぽいの?」

「グッサー!なんかすっごい太いの刺さった」

「ふざけんなし!リョウの所為で俺らも傷ついた!」

「俺の所為じゃない!」

「お前のふざけた髪の所為だ!」

「そうだ!髪の所為であって俺の所為じゃない!」

助手席の楓が振り返ってくるみに話しかける

「騒がしくてごめんね?」

「いえ、賑やかで楽しいです」

「くるみちゃん天使みたいに可愛い♡ まさに掃き溜めに鶴だな!」

「誰が掃き溜めだ、コラ〜」

菫が助手席の裏を蹴飛ばす

「おい! やめろ!」

「葵、高速乗る前にコンビニ寄ってね〜」

「あ?うんこか?」

「便意が沸いたら葵の前でしてあげるから、コンビニ寄って〜」

「うわ、想像しただけで吐きそう…」

「は〜、どいつもこいつも煩くてごめんね〜?くるみ!」

「あ、いいのいいの!こんな素敵な人に会えたんだもん♡」

後ろから裏声でくるみを演じる良輔

「ほ〜 素敵な人ってどこっすか〜?」

「ココ!ココだよ♡ しかし高校生か!若いな〜」

「リョウ、おっさん発言だな」

「コンビニ着いたぞ〜」

菫とくるみは降りて飲み物やお菓子を買った

男性陣はタバコを吸ったりしている

「ウザい兄貴達でごめんね〜」

「全然楽しいよ!それに私はお兄ちゃん欲しかったから2人も居て羨ましい」

「2人共、貰ってくれていいんだよ〜」

「あははw じゃあ気持ちだけ!」

全員車に戻ると高速に乗った

「リョウ、お前寝たほうがいいんじゃねーの?」

「寝不足で海はマズイっしょ」

「それもそうだな… じゃあくるみちゃん一緒に寝よ?」

「いえ〜、遠慮しますw」

「え〜ん; 菫ちゃんは?」

「お金もらってもやだ〜」

「ヒドイ…じゃあ1人で寝るか…」

ゴロンと横になって寝始めた

「くるみちゃんは何か部活やってるの?」

葵が運転しながら話しかける

「いえ、部活は特になにも…」

「くるみは家の手伝いがあるから出来ないんだよ〜」

横から菫が答える

「そっか!偉いんだな」

「じゃあ俺たちのサークルに遊びにおいでよ!」

「お、それいいね〜」

リョウが後ろから口を挟む

「なんのサークルですか?」

「アウトドア同好会だよ、他にもメンバーはいるんだけど帰省してて今日は特別少ないんだ」

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