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彼女の恋愛

第8章 夏休みの彼女

「えー?今日陽くんとじゃなかったんだ」

「今日は友達のお兄さん達に連れて行ってもらったの」

貝殻を眺めていたむつみがぼそっと呟く

「むつ、みんなで海行きたい」

くるみとなつみは顔を見合わせて一瞬困ったが優しくむつみに言い直した

「そうだね、お母さんも休み合わせてみんなで行こう!でも明日は姉ちゃんとプール行こうね?」

「ほんとー?やくそく!」

3人で指切りをして笑いあった

「お姉、明後日は花火大会だね!うちらはお母さんと3人で行くからもしかしたら会っちゃうかもね」

ニヤニヤなつみが笑いながら言う

「別に会っても困らないよ、友達も一緒だしw」

「えー?残念!お姉が恥ずかしがっているの冷やかそうと思ったのに!」

「残念でしたー!」

むつみはプール、プール♪と騒いでいる



夜に陽からLINEがきた

[今日、海大丈夫だった?]

[すっごく楽しかったよ☆]

[くるみの水着が他の男に見られるなんて…<丶`Д´>]

[日大のアウトドア同好会のイベントに誘われたけど陽も行く?]

[…相悟が言ってたけど松岡の兄貴達ってイケメンらしいじゃん。くるみの気が変わると困るから行かない]

[なに言ってんのーw]

[明後日、楽しみだな〜!浴衣着る?]

[菫は着るみたいだけど私は悩んでる]

[え〜?着ようよ(´Д` )]

[だって暑いし、歩きづらいもん]

[俺が涼しくするし、サポートするよ♪]

[ん〜考えとく!]

[くるみって本当ツンデレ(ー ー;)]

[じゃあ明日も部活頑張ってね!]

[おやすみヽ(○´3`)ノ チュゥゥゥ]

[おやすみ(´-ω-`)…zZ乙]

くるみはスマホを閉じてトイレに立とうとすると着信が鳴った

ディスプレイを見ると菫からだった

「もしもし?」

「くるみ?今日はお疲れ〜」

「お疲れ様!すごく楽しかったってお兄さん達に伝えてね。」

「わかった〜。明後日、花火大会じゃん?その前にうちに来れる?」

「大丈夫だよ」

「了解!じゃあ待ってるね」

「うん。おやすみ!」

「おやすみ〜」

こうして楽しい1日が終わった

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