彼女の恋愛
第8章 夏休みの彼女
「陽達だいぶ前にいるのかな…ここからじゃ見えないね」
「このまま流れれば合流出来るよ」
「そうだね」
くるみが浮き輪を付けると相悟がそれに掴まった
「ねー、くるみちゃん」
「ん?なに?」
「菫のことなんだけど、最近悩んでるんだ」
「私でよければ聞くよ?」
「親睦会の後に菫に言い切られて付き合う事になったけど、実際好きかどうかわからないんだ」
「え?」
「俺も最初は断ったんだけど付き合っている内に好きになるかもとか、陽達と遊んでいる内に親密になったりするかと思ったけど…」
「菫のこと好きじゃないの?」
くるみは真っ直ぐに相悟をみる
「好きか嫌いかだと好きだけど、彼女とは違うかも」
「そうなんだ…」
くるみは自分のことの様に落ち込んでしまった
「近いうちに菫に言おうと思ってるから、勝手だと思うけどあいつの側に居てやってくれる?」
「…どうにもならないの?」
「ごめん。このままズルズル付き合うのも菫に悪いし」
相悟が立ち止まったのをみてくるみは浮き輪を外して相悟と場所を交代しようとした
「相悟くん、浮き輪付け…」
近寄った時にちびっ子達に押されて相悟の胸に飛び込むように倒れる
相悟も咄嗟に抱きとめた
「ごめん!」
肌と肌が密着し、相悟の体温が直に伝わる
慌てて離れようとするが、一瞬強く抱きしめられた
(え?)
くるみがびっくりしてみると、くるみを見つめながら浮き輪流されてるよと冷静にいう相悟
「わ!取りに行ってくる‼︎」
くるみが浮き輪に向かって水中を歩き出したのを見て相悟はポツリと呟いた
「危なかったな。一瞬理性が飛びそうになった…」
くるみが浮き輪を追いかけてキャッチすると陽とむつみが待っていた
「遅いよー!」
「遅いー!」
2人で口を尖らせる
「ごめんごめん! 何して遊ぶ?」
「むつみちゃん、ちょっと疲れたから休憩しよう!」
「うん、相悟くんもうすぐ来ると思う」
少し経つと相悟がやって来た
「相悟!休憩しようぜ」
「うん」
みんなでレジャーシートに戻る
「姉ちゃんお腹すいた」
「時間なかったからおにぎりしか作れなかったの、他に何か買ってくるから待ってて?」
「くるみ、俺たちが適当に買ってくるからむつみちゃんと待ってて」
「ありがとう、助かる」
陽達は二人で売店に向かった
「このまま流れれば合流出来るよ」
「そうだね」
くるみが浮き輪を付けると相悟がそれに掴まった
「ねー、くるみちゃん」
「ん?なに?」
「菫のことなんだけど、最近悩んでるんだ」
「私でよければ聞くよ?」
「親睦会の後に菫に言い切られて付き合う事になったけど、実際好きかどうかわからないんだ」
「え?」
「俺も最初は断ったんだけど付き合っている内に好きになるかもとか、陽達と遊んでいる内に親密になったりするかと思ったけど…」
「菫のこと好きじゃないの?」
くるみは真っ直ぐに相悟をみる
「好きか嫌いかだと好きだけど、彼女とは違うかも」
「そうなんだ…」
くるみは自分のことの様に落ち込んでしまった
「近いうちに菫に言おうと思ってるから、勝手だと思うけどあいつの側に居てやってくれる?」
「…どうにもならないの?」
「ごめん。このままズルズル付き合うのも菫に悪いし」
相悟が立ち止まったのをみてくるみは浮き輪を外して相悟と場所を交代しようとした
「相悟くん、浮き輪付け…」
近寄った時にちびっ子達に押されて相悟の胸に飛び込むように倒れる
相悟も咄嗟に抱きとめた
「ごめん!」
肌と肌が密着し、相悟の体温が直に伝わる
慌てて離れようとするが、一瞬強く抱きしめられた
(え?)
くるみがびっくりしてみると、くるみを見つめながら浮き輪流されてるよと冷静にいう相悟
「わ!取りに行ってくる‼︎」
くるみが浮き輪に向かって水中を歩き出したのを見て相悟はポツリと呟いた
「危なかったな。一瞬理性が飛びそうになった…」
くるみが浮き輪を追いかけてキャッチすると陽とむつみが待っていた
「遅いよー!」
「遅いー!」
2人で口を尖らせる
「ごめんごめん! 何して遊ぶ?」
「むつみちゃん、ちょっと疲れたから休憩しよう!」
「うん、相悟くんもうすぐ来ると思う」
少し経つと相悟がやって来た
「相悟!休憩しようぜ」
「うん」
みんなでレジャーシートに戻る
「姉ちゃんお腹すいた」
「時間なかったからおにぎりしか作れなかったの、他に何か買ってくるから待ってて?」
「くるみ、俺たちが適当に買ってくるからむつみちゃんと待ってて」
「ありがとう、助かる」
陽達は二人で売店に向かった