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彼女の恋愛

第8章 夏休みの彼女

「姉ちゃん、陽ちゃん優しいね」

「ん〜?どうして?」

「むつみのゴーグルが壊れたの直してくれたり、滑り台も怖いって言ったらおまじないしてくれた!」

「ふふ、そっか!」

「だからね、むつみ陽ちゃん大好き!」

「うん、姉ちゃんも大好きだよ」

二人で笑って暫くすると陽達が戻ってきた

「焼きそば、たこ焼き、ポテト買ってきたよ」

「ありがとう!陽達足りるの?」

「カップラーメンもあるから大丈夫!」

いただきまーす!とご飯を食べた

「むつみ、プール行く!」

「食べたばかりで気持ち悪くなるよ〜?」

「やだ!行くもん」

「しょうがないな〜」

くるみがむつみに付き合って行こうとすると相悟が立ち上がった

「むつみちゃん、俺と遊ぶ?」

「うん、お兄ちゃんと遊ぶ!」

「しばらく遊んだらここに戻るよ」

二人でウォータースライダーに向かって歩いて行った

「くるみ、まだ休みたい?」

「どうして?」

「俺もくるみと遊びたい」

「仕方ないなw いいよ」

陽は浮き輪を取るとくるみの手をひいて流れるプールに向かった

「やっとくるみと2人っきり♡」

くるみを浮き輪に入れて陽が抱き合うように掴む

「陽、むつみと遊んでくれてありがとう。喜んでたよ?」

「むつみちゃん可愛いよな!でもくるみとこうしたかった」

陽がくるみに体を近づける

「水着、すげー可愛い。エロすぎ!」

「エロさは求めてないんだけどな…」

「いや、大事だよ!」

片手で浮き輪につかまりながら片手を水中からくるみの胸を触る

「コラ!」

くるみが水をかけるとちぇっ!と触るのをやめた

「陽、相悟くんから何か聞いてる?」

「なにを?」

「悩み事とか…」

「あぁ、もしかして松岡とのことか?」

「うん、さっき聞いて…」

「夏休み前から聞いてたよ。花火大会で上手くいくきっかけになればいいと思ったけど、無理だったみたいだな」

「私に出来ることないかな。菫は相悟くんのこと本当に好きなんだよ」

「…終わった時に支えになってやる事じゃね?このまま付き合うのは松岡が可哀想だよ」

「…」

「そんな顔すんなって!こればかりはあいつらの問題だから仕方ないよ。今まで通りに接してやろう?」

「うん」

1周してレジャーシートに戻るとむつみ、相悟、なつみ、瑛人が待っていた

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