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彼女の恋愛

第9章 倦怠期な彼女

片付けとお風呂を済ませて部屋に戻ると陽からLINEがきていた

[練習終わって相悟とラーメンなう]

二人の前にこんもりネギと焼豚の乗ったラーメンの写メが添付されていた

[練習お疲れ様!相悟くんがラーメンって意外w]

返信して机に座り図書室の続きを始めた

(やっぱり家だといろいろ誘惑があって続かないな…)

しばらくすると携帯が鳴った

ディスプレイをみると菫から着信だった

「くるみ?いま平気〜?」

「大丈夫だよ、どうしたの?」

「図書委員どうだった〜?」

「意外に快適だった!自分でもびっくりw」

「何それw …ちょっとー!勝手に入ってくんなよ!」

「?」

菫が電話の向こうで誰かと喧嘩しだした

「スキあり! くるみちゃん?楓だよー♡」

「楓さん?こんばんは」

「くるみちゃんに会いたいよ♡ BBQ来るの?(返せ!こらぁ!)」

「はい、行こうかなと思っています」

「わーい!ね!今度スイヘン行こうよ(楓!ふざけんなよ)」

「駅ビルのスイーツヘブンですか?」

「そうそう♡ デートしよ(携帯返さなかったら楓の部屋荒らす!)」

「菫も一緒ならいいですよ」

「え〜、そんな事言わない…ちょっ!それ俺の嫁!」

「?」

「もしもし、くるみ?後でLINEするね〜(ふざけんなし!嫁返せ!)」

賑やかな松岡家のやりとりにフフと笑い携帯を見ているとLINEがきた

見てみると村瀬からだった

[無事に帰れましたか?]

[おかげさまで。村瀬くんが来なかったらまだ居たかもw]

[それは良かったです。明日、本を返しに行きます]

[うん。待ってるね]

[貴方が図書委員になって嬉しいです]

[ありがとう〃]

[おやすみなさい]

[おやすみ(´-ω-`)…zZ乙]

今度こそ携帯を置こうとすると着信が鳴る

(今度は誰だろ?)

「くるみ?」

「陽、お疲れ様」

「日曜くるみとDVD観ようと思って借りてたのに」

「どうせホラーでしょ?観ないよ!」

「バレた? すげー怖そうなヤツなのに。俺一人じゃ観れないよw」

「ねー、たまには外に出かけようよ?秋晴れ気持ちいいよ?」

「外でいちゃいちゃするとくるみ怒るじゃん」

「そんなの当たり前でしょ?」

「ワガママ」

「我儘?なんで?」

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