彼女の恋愛
第9章 倦怠期な彼女
「くるみのこと疑ってごめんね〜。実は相悟と別れ話してる時に気になる人が出来たから別れるって言われたの」
「…」
「誰って聞くまでもなく、くるみの事だな〜って解ってさぁ」
「…そうなの⁉︎」
「…マジ気付こうよ! かわいそうじゃんw」
「…」
「だからどうしたいのかだけ聞いたんだ。そしたら今の関係を壊すつもりはないけどみんなと一緒にいるのがツライし、私に罪悪感感じるから別れようって。勝手だなとは思うけど元がウチのゴリ押しで始まったから、仕方ないね〜」
淡々と話す菫についていけないくるみ
「まぁ、そんな事があったから大河の言うことが少し気になっちゃったの。でもくるみはそんな事しないって信じてたから〜」
「菫…」
「あ、葵からだ!私、行くね」
携帯で話しながら菫が帰り支度をする
「BBQいい男居たら協力してよね〜」
「…わかった!」
菫はニッと笑って嵐のように去っていった
(菫の力になりたいけど正直、陽のことだけでキャパ超えて何も考えられない…私どうすればいいんだろう)
後ろからお姉ちゃんお腹空いたとむつみが夕飯の催促をするまでくるみはしばらくボーッとしていた
夕飯が終りマミーのタッパーを丁寧に洗ってお礼のスコーンを焼いていると携帯が鳴った
ディスプレイをみると相悟からだった
(ゲ…気まずいな…)
取りたくはないが、無視出来ず電話に出る
「もしもし?」
「くるみちゃん、俺だけど電話平気?」
「大丈夫だよ」
「菫から電話来たんだけど…あいつから俺のこと何か聞いた?」
「…うん」
「そうか…まどろっこしいのは苦手でね、俺はくるみちゃんが好きなのかも知れない」
「うん…」
「断言は出来ないけどね。でも今の陽とくるみちゃんの関係を壊そうとか壊れて欲しいとは思わない」
「うん」
「だから俺のことは忘れて今まで通り接して欲しい」
「…わかった」
「それとこれはお節介かもしれないけど、陽と早く仲直りしてね」
「…なんで?」
「あいつ最近機嫌悪いんだよ。先輩達からの絡みもいつもなら笑って流せるのにキレそうになったり…村瀬が怪我して休んでるから大きな衝突はないもののもうすぐ大会なのに雰囲気最悪でさ」
「…一応仲直りはしたよ」
「そうなの?」
「喧嘩というより価値観の違いで…仲直りはしたもののお互い納得してないかな」
「…」
「誰って聞くまでもなく、くるみの事だな〜って解ってさぁ」
「…そうなの⁉︎」
「…マジ気付こうよ! かわいそうじゃんw」
「…」
「だからどうしたいのかだけ聞いたんだ。そしたら今の関係を壊すつもりはないけどみんなと一緒にいるのがツライし、私に罪悪感感じるから別れようって。勝手だなとは思うけど元がウチのゴリ押しで始まったから、仕方ないね〜」
淡々と話す菫についていけないくるみ
「まぁ、そんな事があったから大河の言うことが少し気になっちゃったの。でもくるみはそんな事しないって信じてたから〜」
「菫…」
「あ、葵からだ!私、行くね」
携帯で話しながら菫が帰り支度をする
「BBQいい男居たら協力してよね〜」
「…わかった!」
菫はニッと笑って嵐のように去っていった
(菫の力になりたいけど正直、陽のことだけでキャパ超えて何も考えられない…私どうすればいいんだろう)
後ろからお姉ちゃんお腹空いたとむつみが夕飯の催促をするまでくるみはしばらくボーッとしていた
夕飯が終りマミーのタッパーを丁寧に洗ってお礼のスコーンを焼いていると携帯が鳴った
ディスプレイをみると相悟からだった
(ゲ…気まずいな…)
取りたくはないが、無視出来ず電話に出る
「もしもし?」
「くるみちゃん、俺だけど電話平気?」
「大丈夫だよ」
「菫から電話来たんだけど…あいつから俺のこと何か聞いた?」
「…うん」
「そうか…まどろっこしいのは苦手でね、俺はくるみちゃんが好きなのかも知れない」
「うん…」
「断言は出来ないけどね。でも今の陽とくるみちゃんの関係を壊そうとか壊れて欲しいとは思わない」
「うん」
「だから俺のことは忘れて今まで通り接して欲しい」
「…わかった」
「それとこれはお節介かもしれないけど、陽と早く仲直りしてね」
「…なんで?」
「あいつ最近機嫌悪いんだよ。先輩達からの絡みもいつもなら笑って流せるのにキレそうになったり…村瀬が怪我して休んでるから大きな衝突はないもののもうすぐ大会なのに雰囲気最悪でさ」
「…一応仲直りはしたよ」
「そうなの?」
「喧嘩というより価値観の違いで…仲直りはしたもののお互い納得してないかな」