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第9章 〜溺れる日々〜

彼女から離れると、


直生は脱ぎ捨てた服のポケットから


財布を抜き出し、コンドームを取り出した。



(……直生さん、


ちゃんと持ち歩いてるんだ。)



そんなことに感心しながら、


直生が離れた隙に、


花音はケットを手繰り寄せて裸体を隠す。



「こら……、花音。


なんで隠すの?」



コンドームを身につけベッドへと戻ると、


花音はしっかりとケットで身体を覆っていた。



「だって、恥ずかしいから。


それに、このままだったら


風邪ひいちゃう。」



「俺がケット代わりに温めてやる。


 …覚悟しろよ、


足腰たたなくなるくらい


愛してやる。」



耳元でそう囁き、ケットの中へと潜り込むと、


直生は舌で彼女の秘所を貪る。



「ん…、ふう…ん。


…や、ぁ…ん。もう、やだ。


…直生さん、お願い…。


もう、ダメよ。」



「そんなに乱れながら言われても説得力ない。


誘ってるとしか思えない。」



唇の端を持ち上げ、直生はそう言うと、


自身を彼女の秘所に挿入した。



「や、ぁ…。あ…、やぁん。


…直生さんの意地悪。


……あ、ん…、ふう…ん、…や…ぁ、」



突き上げるたびに彼女は声を上げる。


そんな彼女を眺め、


直生は自らの唇で彼女の唇を塞ぐと、


何度も何度も際奥まで突き上げる。


「っん…。んん……。」


直生が突き上げるたびに花音は息を乱す。


…そうして、直生のモノを咥えた蕾は痙攣した。

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