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わたしの執事さまっ!

第7章 教師棟

窓に打ち付ける激しい雨音。



「圭…んっ…んっ…」

くちゅりと厭らしい音をたてながら、
私から舌を絡める。



腕を絡め、指を絡め…



深く。深く愛してほしい。



…もっと。…もっと。



「奏様…?」

「お願い…圭、どこにもいかないで。」

「もちろんですよ。」

圭は私の気持ちを読み取っているのだろうか。
激しく求める私に何も言わず身体で答える。

「あぁっ!!」

執拗に責められる私は快感の渦に飲まれていく。

「圭…好き!大好き…!!」







こうして圭に毎晩抱かれながら…

ざわつく想いを、私は必死で消そうとしていた。

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