
わたしの執事さまっ!
第7章 教師棟
…
気づけば梅雨も明け。
寝苦しい夜。
ふと目が覚めると、圭の部屋から灯りが漏れていた。
こんな夜中に…圭まだ起きてるのかな?
そういえば、圭の部屋って覗いたことがない。
戸に近づいてみると、電気をつけたままベッドに横になっている圭が見えた。
…疲れて寝ちゃったのかな。。。
悪いとは思ったが、私は電気を消そうと圭の部屋に入った。
圭の部屋はシンプルだった。
シングルのベッドと小さな机以外ほとんど家具も荷物もない。
「圭…」
綺麗な寝顔。
整った顔にくるんと長いまつげ。
思わず触れたくなる。
そんな想いから、圭に顔を近づけた時だった。
