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わたしの執事さまっ!

第10章 幼馴染みとの再会

「そうちゃん!海外のお話聞かせて!!」

颯太の歳は2つ上。
私にとって、爽やかなこの青年は兄のような存在だった。

私は颯太を自分の部屋へ招き、海外の話を聞いたり会話は弾んだ。
颯太のお土産だというトロピカルフレーバーのドリンクをご馳走になる。

…すっごく美味しい♡



いつしか外は暗くなっていた。



「学園はどう?専属執事…いるんでしょ?」

颯太の質問にドキリとする。

「妬いちゃうなぁ。奏に専属執事だなんて。
ねぇ。奏?僕を見て??」

颯太の顔が近づく。

いやっ…!!

とっさに私は顔を背ける。

「きちんと僕を見るんだよ奏。」

「そうちゃん……」

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