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ドSな御主人様

第1章 出会い

「中々可愛い声で鳴くじゃねぇの」



男達は、私の声で興奮したのか次々とエスカレートしていく。



耳、首、胸…

と、段々下の方へと手が伸びていく。



「あっ、ん…。や、めて…!」

「はっ。喜んでるようにしか聞こえねーな」




男の一人の手がスカートの中に入っていった。太ももをゆっくりと撫でていく。



気持ち悪い…。抵抗したい…。のに、出来ない。



手が私の中に入ろうとした瞬間、もう終わりだと思った。




「おい。ここで何やってる」

「…あ?何だお前」




この場の誰よりも低い声。男達は動きを止め、立ち上がった。



「…なんだよ、ただのサラリーマンか。やめとけば?ヒーローなんかきどって怪我すんのはアンタの方だぜ」



ニヤニヤと笑う男に動じないその男の人は高そうなスーツを着ている。


顔はこの世とは思えないほど美しい容姿をしている。体は細身なのにガッチリしてそうだ。




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