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IF……餃子を食べたら?

第1章 晴樹に餃子を食べさせてみた

―黒猫VIPルーム―

新「今回のミッションの最重要事項は?」
桐「ターゲットの確保です」
新「ターゲットの到着時間は?」
夏「うーん。後5分くらいじゃない?」
新「そうですか。それではそれぞれ持ち場にで待機。それと、河合」
愛「は、はい」
新「わかっているとは思うが、今回のミッションの成功はお前にかかってる。無用な感情は抱くな。ミッションに集中しろ」
愛「は…はい」
新「なんだ?随分歯切れが悪いな。そもそもお前がついていながら、なんでこんな事になってしまったのか、わかってるのか?」
愛「うぅ…。すみません」
新「大体…」
夏「シッ!新堂、もうすぐターゲット到着だよ」
新「……わかりました。それぞれ配置に着け」
一「5・4・3・2・1…到着」

一条くんが小さな声で合図を送った。


志「うぃーす」
夏「やぁ。いらっしゃい」
志「あー、どうも。ってか、なんなんすか?餃子パーティーって?」

晴樹がVIPルームを見渡す。

夏「うん。新堂クンがね、頭の中をリフレッシュさせたいから料理作られてくれって押し掛けてきちゃって」
志「へー。新堂さんって料理するんすねー」
新「ああ。志水お前もやってみたらどうだ?」
志「あー、俺はいいっす。食う方専門なんで。それより、愛実」
愛「!!!な…何?」
志「なんでお前先に来てんだ?」
愛「えっ?なんで?」
志「なんでって……いや、電話にもメールにも返事ねーし。ってか…ほら……普通、こーいう時は…俺と一緒に来るもんだろ……?」
一「うわー。キモイキモイ!!モジャのクセに赤くなってる!」
志「あぁ?うっせーぞ。天パ!」

(しまった。携帯確認するのも、そんな理由も考えてなかった…)

晴樹と一条くんが言い合いしてる間に何かそれらしい理由を考えようと頭を捻るも、
何も出て来ない。

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